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傍に在る温もりが消えてしまう事に怯えるくらいなら、最初から近付かなければ良い。――そう、思ってたんだけどなあ。
私達なら、きっと大丈夫。そうだよね?貴方は何時だって其処に居るし、私は此処に居る。お互い手を伸ばせばすぐに触れられるんだもん。
例え何があっても。消えちゃう前に、掴まえられんだるから。
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はあ…ほんと可愛いなぁ…あの人って背中に羽が生えてるんでしょ?私知ってるよ!
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いつも求められるばかりで、求めることなんて無かったから。どうすれば良いのか分からないの。
でもね、貴方が笑ってくれるなら、ちょっとだけ甘えてみようかなって思っちゃうんだよ。
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もっともっと話したい。貴方との時間は一分一秒でも勿体無いの。
でも駄々をこねて困らせるのは嫌だから、今日も貴方の隣で眠ります。おやすみなさい、また明日。