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226.巡り行く季節を
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17 :
緑間真太郎
2013/03/29(金) 23:28
>『灰になるまで』
※半中心注意
少し、少しだけオレの話に付き合ってくれるだろうか?
どうしても話したいこと、いや、なんというか愚痴でもあり考察でもあるのだが…。
今日は何時もと違う帰り道を歩いていたのだよ。気分を変える意味と、寄り道をして買い物をするという意味でな。
その帰り道で駅を通ったんだが、歩いている時やたらと見られている気配がして、ちらりと辺りを伺った。
居たのはオレよりも年嵩であろう、男たちだった。青年と言っても良いだろう。
やたらと視線が鬱陶しいが、そんなもの自意識過剰だと言ってしまえばそこまで。しかし、やたらと下卑たニタニタ笑いを浮かべて、4、5人の仲間内で何を言っているのやら。知りたくもないし、関わりたくもないがな。
そうは思ってみても、向こうから視線をくれているのは正直気色悪いの一言に限る。意味もなく何度も視線が合う筈はないし、気が付けば視線がずっと此方を向いていたからな。人を見て笑えるほど高尚な人間だとは思えないのだが。よく分からないのだよ、思考回路が。
心の中で思い切り溜息を吐き出して、横をすり抜け帰路を急いだ。
横を通った時ひそひそと何やら言っていた気もするが、気の性にしておいた。興味など持っていても所詮無駄だからな。
そうして、家に帰り食事を済ませ、風呂に入っている瞬間閃いたのだよ。青年たちが見ていた本当のものに。
それは…、オレの少し後を歩いていた、少しお年を召したご婦人だ。間違いない。
オレは買い物も済ませて急いでいたからな、足早に抜かしてしまったそのご婦人の顔は見ていないが、その青年たちにとってはまさにストライクであったのだろう。
確かに年齢的に20代前後に見える青年たちの一般的な趣味とは異なるかもしれないが、別におかしくは無い趣味だと思う。
相方が大好きな某人も、ストライクゾーンは『灰になるまで』(少し違うかもしれないが)と言っていたし、そういう趣味嗜好も世の中にはあるのかもしれないな。
オレは年上が好きだが、そこまでいけない。いやはや中々良い趣味をお持ちで、とでも言っておけば良いのだろうか?
いや、しかし、人生経験を積まれたご婦人を落とすには、中々ダンディズムに満ち溢れた、余裕と言うものが必要だと考えられる。
あのようにあからさまな視線のやり方や声では、ご婦人もあまり気分が良くないだろう。
あれか、横をすり抜けた時『もっと余裕を持って』とでも言ってやれば良かったのか?そうすれば、今頃あのご婦人と青年たちがマジバにでも行き、一緒にシェイクなどを飲んでいたかもしれないな。
全く、人事を尽くすとは中々に難しいのだよ。
…しかし、本当に下卑た笑みだった。人様を見て笑うことが、どれ程愚かしいことか、考えて欲しいものだ。
そして、ご婦人とデートでもしてくれば良いのだよ。
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