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226.巡り行く季節を
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木吉鉄平
2013/03/13(水) 00:16
>『何時か終わるかもしれない』
確かにそうだな、と納得出来る台詞ではある。
でもオレは、その『何時か』を『今』にはしたくない訳だ。
まだまだアイツと楽しみたいことは山程ある。
春は桜だろ？花見が良いよな。団子とか買って花見がしたい。
夏は海より山が良いな。海も良いと思うが、山は山で楽しみが沢山ある。あ、虫は、嫌いか？だったら考えなきゃならないが…、とにかくオレは山をオススメする。
秋は何処か紅葉が綺麗な所に行きたいな。紅葉狩りをして秋の味覚でも楽しみたい。
冬は雪だな。寒いってことでもあるし、温泉でものんびり浸かって、雪景色でも見れたら最高だと思わないか？
他にもまだまだ出てくるぞ。全部は書ききれないけどな。
だからこそアイツと居る時間を大切にしたいんだよ。
>『何時かの終わり』
それに怯える日々は、オレはもう沢山だ。その焦燥は正直良いもんじゃない。
一日一日を積み重ねて、季節を楽しんだら、いつの間にかまた季節が巡っていく。
オレはアイツとそうやって、季節を歩いて行きたいんだ。
足元を見てないと転ぶからな。それは危ないし危険だ。
だから焦る必要はないし、背伸びする必要もない、とオレは思う。あくまでオレの考えだけどな。
一日一日、少しずつ、でも、溢れる位アイツのことを好きになっていっている。
アイツと重ねた日々は虚構ではないってことを証明してるだろ？ほら、大切な日々は確実に積み上がってる。
アイツに愛想を尽かされることはあっても、オレからは正直考えられん。何でかって？
こんなに毎日毎日アイツのことばっかりなんだぞ、ドコに飽きるって言うんだ。
今日も一日好きだったぜ。明日もきっと好きなんだろうな。
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