黄瀬涼太、 「負けたんだ、」 そう口にした途端もうこの現実を認める他無くて、我慢して意地張って何とも無い風にしていた自制心が崩壊した。堰を切った様に止まらない涙がすげェ情けなくて、何でオレはもっと強くなれないんだろうって。 続いていた不安感は誰の所為でもないんスよ、…――オレの、弱さ。 あーあ、こんなんじゃダメッスね! 元気出せ黄瀬涼太、勝負は冬に持ち越されただけだっての。次こそセンパイ達に勝利を届けるんス、…負けてられっかよ。 オレみたいなのって、独りで気儘にやってる方が良いのかも知んねえなァ。それか色んな子と遊ぶとか。気持ちを分散させなきゃやってらんねえッスよ、マジで。 それともアンタは、全部受け止めてくれンの? ね、アンタはどう思いますか? 〆 - 27 - |