赤司征十郎、 何と無しにテレビを眺めていたらCMの男性が上裸だった。しなやかな身体、無駄の無い筋肉。固い胸板に、逆三角形の上肢。背景が暗いから一層引き締まって見える姿に、彼奴の姿を重ねた。…ら、何故か鼓動が速まった。 彼奴の身体は好きだ。 隣を歩く長身が少し悔しいけれど、何時も繋いで来る掌は大きくて力強い。 デカい図体をしている癖に、夜一緒に眠る時は態々抱き締めてくる。狭い。苦しい。でも仕方が無いから僕も抱き付いてあげる。…寒い日が未だ有るからな!温かいからであって! 彼奴に名前(正確には姓)を呼ばれるのが好き。無駄に謎に色気の有る声、なのに安心する。もっと、もっとと強請りたくなる。周りに誰か居ると照れ臭がって態度に出さないのに、二人の時には直ぐに腕の中に閉じ込めてきて……分かってやってる?狡いね、お前は。 隠す事の困難な想いが渦巻き、そのギラギラと静かに輝く瞳を見詰めた時に、彼奴は言った。 「赤司じゃねーとチンコも勃たねーわ、どーしてくれんだよ。」 ちょんぎってやろうか。 〆 - 32 - |