もう一度贈るとは思ってなかった。自分自身への戒めとして、オレが自分に課した花…それがアザレア あの日に、この日記のタイトルを考えている時、オレはきっともう終わりなんだろうなって、思ってたんだ。だってそうでしょ?お前も、そう思ってたよね?…もう、俺たちが一緒の未来は無いって。 だから、泣きべそかきながら摘んだアザレア。愛される喜びを、お前に教えて貰ったよ。だーいすきだった。けど、先にさよならを告げたのはオレ。だった、って過去形なのか、うん、過去形。前に進む為に、オレはお前を捨てられた。ゴメンね、今謝ったってどうしようもない事知ってるのに。これだからオレは人を愛する事をやめられない。大好きなお前は今でもオレの中にいるから。でも、それはお前であってお前じゃないよ。キレーな、記憶になっちゃってるんだもん。お前はそんな冷たい、オレを軽蔑するかな。いーよ、軽蔑して。オレは確かに一人でに幸せになっちゃうんだから。 アタシは貴方に世話になってるわよ、アタシが貴方に出来ている以上に そんな事ないよ、レオ姉。オレはいっつもレオ姉達が居ないとダメダメでね。…オレはいっつも周りが居ないとオレじゃ居れなくてね…。だから、皆がだーいすき!皆、皆。ここに来てくれて、笑顔をくれる皆、オレと一緒に居てくれる皆、皆、大好きだ。だからね、また、またね… 花を贈るよ、皆の幸せを祈って。 バイバイ、美しき思ひ出よ。
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