Bavaroise. ※少しオトナな話につきクッション。 甘ったれた森山は、可愛い。…と、言うか久々に苗字で呼ぶと嗚呼こいつ森山だったとか思い出して笑えた、どんなバカップルだよセルフ轢き殺してえ。森山と居ると段々欲張りに成る。手に入れたらもっともっと欲しくなって、触りたくなって、触ったらキスしたくなって、……欲張りなオレは。彼奴の知らねえ顔を、知った。愛おしくて可愛くて酷い抱き方なんざ出来やしねえ、知らねえだろうが彼奴に触れた箇所から熱帯びて溶けちまう位。何も、考えらんねえ。只管、求めちまった。遠慮がちに洩れる吐息が無償にいじらしくて、腹ン中じゃ滅茶苦茶に壊してえ汚い欲毎掻っ攫われた程、…かわいかった。かわいい、いとしい、オレの、由孝。白い肌に薄ら刺す紅と扇情的な視線に心臓握り締められたみてえな──…そんな感覚。素肌を重ねる事が何れだけ満たされるか、否。抱けりゃ良い相手とは思っちゃいねえが一体森山は色気が有り過ぎる。参った。吐息と熱に浮かされた身体を只、求めた。オレが甘い台詞を吐きながらのセックスなんて如何かしてる。…結果、謝らざるを得ない失態、…部活に支障出てたらオレの所為。とろっとろに甘ったれたオレの可愛い恋人。なあ、今日も愛してる。…顔が見てえ。10センチ頭の低いオマエをずっと腕ン中閉じ込めて離したくねえ。甘い甘いオレのショコラ。 |