愛し人々よ、健闘を祈る

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┗713.愛し人々よ、健闘を祈る(4-8/12)

4 :森山由孝
2013/05/14(火) 03:38

笠松が抱き締めてくれる夜。寝よう、そうだ寝よう。

そう言って、眠れないんだろう。
皆の日記を少しでも読んで、そして泣くんだろう。この日記だけは、あの日記だけはって、泣くんだろう。

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5 :森山由孝
2013/05/14(火) 04:56

星が願う、そう付けてくれたのは紫原だった筈だ。
とても綺麗な名前だと、そう笑った。

私信を、最後に贈る。
頼む、受け取って欲しい。

>>>若松へ
日記でカスやらなんやらと。悪口ばかりで、でも、不思議な事に言い争いになった事はなかった。其れは一概には言えないけどな、若松のお陰だった。最高の男だよ、お前は。どんなに辛くても笑ってられる精神力は俺は何時も尊敬してた。何気なく若松は俺を励ましてくれた。俺がこうしてやってこれたのは、お前の作った、仲間がいたからだ。ありがとう。本当に、ありがとう。最後くらい、素直にお礼を言わせてくれ。

>>>赤司へ
そう、お前だお前。天然で、あ、僕か。と言う赤司。お前が書いた日記を読んで、俺は日記を書こうと思ったって話はしたか？あーしてなかったかもな。そして日記を作って、話してる中で、お前に初めて本棚に入れて貰った。…飛び跳ねて喜んだのはここだけの話。茶会に突如現れたお前は、天然で、周りを笑わせる天才だった。俺はいつもお前の笑顔に笑わせて貰ったよ。本当にありがとう。お前は少しもぼっちじゃない。

>>>緑間へ
お前の日記の素晴らしいところは、素直で、温かい所だと思う。俺は何時も素直に凄いと思ってた。困難もあったろうし、辛い事もあったかも知れない。俺には計り知れない事ばかりだったと思う。けど、茶会の最中に、今日で二ヶ月目という言葉を聞いて、胸が暖かくなったんだ。緑間はこの二ヶ月、きっとずっと相手の事が大好きで、愛していたんだと。そしてそろそろ…三ヶ月だったのかな、お祝いのメールも何もできなくてごめんな。でも俺は何時もお前の優しい日記を見てた。また、やり直そう。お前なら出来るから。

>>>ポストの日向
見てくれてるのか、分からないけど、お前には一言…言いたくて…。

もっと絡みたかったよう …
ごめんな…絡みたかったんだ、日向の日記見る度にセンスの塊だったから話したかったんだ…！ううう…ううう…。

>>>火神へ(相棒分も受け取ってくれ)
最近忙しいみたいだけど、平気か？とか言いながらこれが最後の私信とか受けるんですけどぉー（笑）……笑えないよな、すいません。お前は、案外ネガティブで、でも、相棒を大事にしてやれる男で、それで、沢山…沢山…友達のいる奴だ。俺は頼りない先輩だったかもしれない、けど、こんな先輩でも頼ってくれないかなあとは未だに思ったりしてる。相棒が心底辛い時はお前が、お前が心底辛い時は相棒が、そんな支え合い方だといいな、俺は何時もそんなお前達に憧れてた。だって、俺もあいつとそうなりたいから。我らがリーダーについて行け、後悔はさせない男だからな、多分。

>>>氷室
って事にしとく。お前が壁と言う壁を乗り越えて俺に初めて話した時、俺は何だこのシスコン、としか思ってなかった。…ごめんなさい。けど、いつの間にか凄くいい奴だって気付いて、俺の、やりたいって事に手を貸してくれて、俺の事も否定なんてしないでドンと構えていてくれた。お前は本当、シスコンだけにしとくには勿体ない男前な奴だ（笑）と言う。俺はきっとこれからも悩むだろうけど、あのドンと構えた氷室を思い出して頑張ろうと思います…？

>>>黄瀬
お前の事、最初は若松張りにうるさい奴としか見てなかった俺を、俺は殴りたい。何時も気を使ってくれて、何時も笑わせてくれて、何時もニコニコと可愛げのある笑顔で居てくれた。本当に、何回お前に救われたのかな。辛くない？って聞かれる時に限って、俺が辛い時だったから尚更ビックリした。お前ほどいい奴はそうそう見つからないと思う。写メも何時も少し凝った編集をしてくれて、ふふふと笑ってしまうようなものだった。最高の黄瀬だ、お前は。お前の相手が羨ましいくらいには、素敵な男だ。胸を張れ！

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6 :森山由孝
2013/05/14(火) 04:57

嘘つき、そう言われて
狐に化かされた、そう言われて

俺は生きてきました。
それが変化したのはいつからだっけ。

>>>日向へ
最初から破天荒な俺に付き合わせて悪かったな、それで、どうもありがとう。優しいお前に、相手は良くお似合いだ。最高のパートナーと一緒になれて、良かったな。何時も見ていた。何時も目標にしていた。最高の友人もいる日向の事だ、これからの未来もきっと、明るい筈。俺はそれを密かに祈るよ。迷惑もかけた、絡み方もうざかった、最後の最後までウザい感じだなあ俺は（笑）日向、頑張れ。

>>>伊月へ
謝るなと言われたから謝らない。昨日話していた事が、こうなるとは思いもしなかったなあ（笑）俺も予想外だった。色々、心配をかけた。面倒ごとに巻き込んだ、嫌な気持ちにもさせた事だろう。俺の事だから、無自覚で人の傷を抉る時があるらしいんだ、そんな事がなければ良いんだけど。伊月とは、多分一番色んな話をしたな。何でも話してくれた。だから何でも聞いた。その中で、俺の今までの価値観を変える事も沢山教えて貰って、教わる事ばかりだと思ってた。与えられたものなんてさ、あったのかな。心配で仕方が無い。

>>>黒子へ
俺の事を心配してくれたお前は、何時もどんなに周りを気遣ってるんだろうと考えると胸が痛かった。辛い事ばかりと言う時に、俺は側に居てやれず、先輩ヅラする事しか出来なかった。どうか許して欲しい。ただ、俺は黒子と話す度に、幸せになって欲しいと思ったんだ。沢山苦労した分の幸せくらい、掴み取って良いんだと。だから、あの日に、どれだけ嬉しかったか。どれだけ安堵して泣いたか。幸せそうに笑う、黒子にどうかもっともっと幸せがある事を祈って。

>>>紫原
何時も迷惑をかけているのは俺の方でした。少しも頼れる先輩になれなかった事を今更ながら後悔してます。でも、紫原は不思議と、何でも話していいかもしれないって雰囲気にさせられる。それに俺は安心しちゃうんだと思った。たくさんの相談持ちかけてもビクともしない紫原は、やっぱりカッコ良くて、何時も俺はその格好良さに憧れてて、いつかこうなれたらって思ってた。本当に、憧れで居てくれてありがとう。

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7 :森山由孝
2013/05/14(火) 05:05

>>>お前へ
後少しで、三ヶ月目だな。思えば長い事、これだけ長い事メールも線も一日も途切れなかったのはお前が初めてだよ、流石は俺の、
二人して、良い所も駄目な所も知り尽くしてしまったな。これからもまだ増えるだろうけど。お前は変な所で臆病だから。俺が余裕を持って、ゆっくりしておかなきゃ。でも俺が焦った時は、お前が止めてくれよな？
こうっぽいって言われた、ええ？嘘だお前はこうだろ？そう言い合えばお互い何で分かるんだって顔をした。そりゃ分かるよ、お前は、
幸せになるために、どれだけ辛くても頑張るって、決めた時、お前が隣に居た。だから俺は頑張れた。お前が居たからだよ、お前だからだ。
好きにやってみろよ、その言葉で突っ走る俺を止めるんじゃなくて、加速させてくれた。
眠れない夜は一緒に起きていた。早く寝なさいって言うのはお互いの反応が遅くなった頃。
でも俺とお前は恋愛ごとで付き合うとか…想像出来なくて、でもまあそれでいいかって思えた。

宮地、お前は俺が見えるか？
…うん、ならいいよ。何でも一緒にしてみよう。そこから、また何かが始まる筈だから。隣にいてくれるんだよな？相棒？名前だけ、は許さないからな！

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8 :森山由孝
2013/05/14(火) 05:19

決めていたことだった。いつから？って言うのはな…あの頃から。

あの場所には思い出が多過ぎた。泣ける程嫌な思いでも、いい思い出もごっちゃごちゃになってた。だから、ここは200ページまで。そう決めてた。

昨日で187、188だった。あと少し、何を綴ろう。最後は皆への言葉が良い。そう思った。少しゆっくり書こうか、そう思いもした。けど、やっぱりいつも通りでいたかった。

>もう一度、作り直してくれたら
その言葉に、ごめんな、俺は嘘つきじゃないから、同意出来なかった。嘘でも、お前達にうんと言いたくなかった。勿論なんて、言いたくなかったんだ。…正直、手が震えた。何て打とうか、なんて返そうか、頭をひたすらに抱え込んだ。そうしている内に、話は次へ移ってくれて。

>この場所でもう一度？
そんな気は起きなかった。俺の、俺の、日記は…134番。あとは、うん256番も、俺の番号だったっけ。
ここじゃない。ここは、皆の事を綴るだけの場所。
ここはやっぱり俺のあの日記にはなれない。

>さようなら？
日記から去る時、何とも難しい去り際だ。こればっかりは削除を押して消す気にはなれなかった。
だから、取り敢えず自分の気持ちやらを語るかと思ってた。こんな形で終わるとは、思っていなかったけど。

>息をついて
俺は消えていない皆の日記に笑顔がこぼれた。無くなった日記の墓場ではもう枯れる程泣いたから、次は笑おうとそう思ったんだ。
本当に、無くならなくて、良かったなあ。お前たちの日記が、大好きだ、例外なく、皆好きだ。嫌いな日記なんてありはしない。素敵に輝く日記ばかりじゃない、いつも自分とひたむきに向き合っている日記も、此処にだけこぼすと綴る日記も、皆、素晴らしいんだ。だから、その手を止めないで、書こう、何でもいい。そこはお前の世界の筈だ。

>俺はどうだった？
弱かったろ？臆病だったろ？卑怯者だったろ？人を傷付ける事に慣れてしまっていたかもしれない。
ごめんな、こんな俺を少しでも見てくれたお前達に、感謝を告げたい。それだけのために場所をとってしまった。本当に、申し訳ない。一人でも多くに日記を渡さなくちゃならないのに。皆に

愛してる

を伝えるためだけに。

>終幕！
さて、皆、自分の愛しの我が家へ、帰ろう。俺は此処でお見送り。皆、幸せを掴めよ、皆、幸せそうに笑うんだぞ！出来ることなら幸せを分けてくれ、俺にじゃなくていい、相手に、友人に、仲間に。それが皆の糧となる筈だから。

皆、知ってるか！
今日も星は輝いてるぞ！

>今な、気付いた
宮地か高尾、うん、記事に書いてたのは高尾だから高尾。
お前だお前。コソコソとしやがってえ！本棚にもコソコソと入れて！どうもありがとうな！でもだっから今日気付いたんだぞ！森山とか自分の名前で検索掛ける俺の身にもなって下さいお願いします！…本棚に俺のタイトルがあった。凄く嬉しかったよ、今日気付いた訳だけど。今日気付いた訳だけど！今俺の全ての力を持ってして全部の記事に目を通してきた。ありがとうな、ほんと、なんて言うかロクでもない日記だったろ？けど、見て貰えてるって本当に嬉しいことなんだ、ありがとう。これどうしよう、俺宛てのコソッと耳打ちじゃなかったらどうしよう。俺はずかしねる。

>日向と紫原と緑間からのメッセージは受け取ってるぞー、ちょっと待ってなー完徹の俺に鞭打たないでなー。
>火神、日向からも。ごめんな、本当に出来の悪い先輩で。

>今日寝ボケて134を検索した。…あー、もうないんだった。それに少し泣いて、悲しさも苦しさも共にしたお前が居なくなってさみしいよ。何より、俺は自分が…お疲れさま枠に行く事になることが、さみしいのかも知れないなあ。いや、そんな我儘も言うのはやめるか。さて、起きたし、やる事は決まっている。

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