高三峰、進路を決めるの巻

若干のＩｆ設定

半年間、頑なに貫いてきた俺の進路がたった一時間で脆く崩れ去った。

今朝の出来事…
嫁の火神からとある質問を受けた。
俺が桐皇で専攻科目として取ってた分野で、アイツもそれを分かってて聞いてきた。
勿論、高校生だから俄の知識。
それでも俺なりに答えを出したりアイツの質問に乗ってた。

俺は高校出てから直ぐに社会に出るつもりだった。バスケも好きだし、それがやれる所に就職に行こうって。
ずっと決めてた。周りがなんと言おうと俺は「大学には行かねぇ!!」って跳ね除けて来たんだが…

本日、午前…
「大学行ったら、もっと火神の事助けてやれるよなァ…あ、大学院とかみてみよっかな…」

って考えてた(真顔)

しかも、無意識に(真顔)

こわい(真顔)

今まで色んな立場の色んな人に
「青峰は大学行ける実力と頭有るんだから行けよ、勿体無いだろ」
って言われても、一切そんな気は起きなかった。
「や、俺直ぐに社会出るんで 」
って言ってきた。

なのに、こんな数十分の出来事で上を目指そうかなって思ってる俺に俺が一番吃驚した。

正直、昨日までは
「なんでこの専攻科目にしたんだろ」とか
「人生間違った選択したかなー」とか
「あー…学校だりぃ…」とか
そんな事しか無かったのに…

あいつの一言でブワッと目の前が晴れた。
「俺、この為にこの科目専攻してたのか」
って。

ホントに、アイツは俺のやる気スイッチの場所をよく知ってて、そのスイッチを押すタイミングを完璧に把握してる。
昨日までの悶々としてたものが一気に無くなった。
絶対行かねぇっ！！
って豪語してた大学にも行こうとしてる俺がまだ残ってる。ホント、アイツはスゲーわ。

本人からすれば無意識の日常会話だけどな。

俺はいっつも火神の言葉に救われてる。

口に出さ無い時に限ってピンポイントでスイッチ押してくる。

感謝してもし切れない位、ホントに助けてもらってる。

いつか、何でこの仕事目指したの？
って聞かれたら…

「大切な人を守りたかったから、です」

って答えるつもり。

俺の人生において最強で最高の嫁さんへ

愛してるよ、光をありがとう。