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77.き み と し あ ら ね ば。 (背/交/恋/R18)
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404 :
黒 子 テ ツ ヤ
2014/07/30(水) 00:38
とある、特別な日がありました。
その日、もし、もし君が電話をしてきてくれたら、
僕は、君の僕への愛情を見直そう、と密かに思っていました。
結果はもちろん思った通りで、君から電話はありませんでした。
暫くの間、君からの申し出を待ってもみましたが、やはり期待をするだけ無駄でした。
愛情を見直すどころか、君と僕の愛情の差を改めて思い知らされることになりました。
でも、メールが来ただけ良かったのかもしれません。
なんだかんだ言って、誕生日や○年記念日などというものを君が忘れたことってありませんよね。
連絡が来るのは遅いですし、0時ぴったりに来るなんてことは絶対にありませんが、忘れられたことはありません。
それだけで、本当はもう十分なのかもしれませんね。
それ以上はきっと高望みをしすぎだ。
最後に君と電話をしてから、もう二ヶ月が経ちますね。
君が僕に電話を掛けてきてくれることは、きっともう二度とないんでしょう。
もしかしたら、たぶん、きっと、直接会ってくれることも、もうないのかもしれないと思います。
そうして僕らは、なりきりの、あるべき姿に戻る。
分かっていました。いずれ、おそらく、こうなるであろうことは。
どうせ飽きてしまうなら、最初から無関心でいてくれたらいいのに。
君はいつも期待をさせる。
いつだって僕を甘やかす。
そうして、またどん底へ突き落とすんだ。
飴を与えてからの鞭。
持ち上げてから落とすなんて、たちが悪い。
「思い出を作ろう」と君が言うその言葉は、
まるでいつか終わりが来ることを意味しているようだ。
君と過ごすこの日々は、いつか思い出へと変わる。
いつか終わりが来て、思い出となってしまう。
僕には、そう思えてならない。
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