瓶詰めコンフェイト(背透交流/R18)

火神に釣られた訳じゃないけど、久し振りに、昔の事でも振り返ってみようと思う。
馴れ初めって言うか、出会いの話。

初めて彼奴に出会ったのは、去年の春。４月も末の頃。
彼奴が主催をしているゲーム部屋….に、入る前に予告を見つけた。
元々無類のゲーム好きな俺は、そのサイコロゲームの内容に凄く惹かれて。絶対行く！って決めていた。
と、同時に主催凄いなと。自慢じゃないが俺は頭を使うのが上手くない。だからゲームのルールなんてややこしい物作り上げてしまうなんて凄い奴だなと単純に思っていた。
と、更に同時に自分でルール作るくらいゲーム好きな奴なんだなとそわそわ。今思えばこの時点で仲良くなりたいな、と思っていた気がする。ゲーム好きに(きっと)悪い奴は居ない！と当時は思っていたし今でも思っている(笑)

で、何とか都合がついて参加…しようとした俺はほとほと困った。部屋に居た面子が蜂蜜ハニーで埋まっていたから。
当時ウチにはキセキ中心に1年しか居なくて、その癖部屋の空気は読む俺は本当に困った(笑)
慌てて俺が出て来たのは、その頃はまだ余り見かけなかったから転んでもきっと大丈夫っていう慢心と、他の3年生よりは性格が(俺にとっては)分かり易かった事。それと、当時のマイブームが森月だったから他よりは把握出来てる筈だという謎の安心感から(笑)

結果、部屋は凄く楽しめた。
居合わせた面子も面白い奴ばかりで、ゲーム自体もかなり盛り上がって。ラスト3人まで居残って駄弁りながら普通にまた来たいな、見かけたら寄ろうと思っていた。
そしたら不意に、ラストのもう1人(多分春日だったけど…今思えば彼奴だ多分(笑))が、ナンパしたいならさっさとしなさい森山帰っちゃうよって言い始めて、状況の分からない俺は、ん？ってなった。(笑)
んで、その段になってやっとPMで飛んできた、若松からのダチナンパ。どうやら春日にずっとダチナンパしたいって裏でぐだっていたらしい、最初から本当にヘタレな奴め(笑)

俺は1日楽しかったし、また呼んで貰えるなら喜んで、って返したけど如何せん、初対面から朝方まで騒いだ俺達。お互い既に眠かった(笑)
じゃあまた予告上げてくれたら見付けるから、もう一度会えたら鳩交換しようか。って事でその日は分かれて。

確か一週間もしないウチには再会した(笑)
本当にすぐ予告に反応した俺も俺だけど、そんなにすぐまたゲーム部屋建てた彼奴も彼奴だよなっていうのは今更気付いた事(笑)

初日の時も2回目の時も、馬鹿騒ぎして大笑いしかして無かったけど、すっかり面白い奴！そしていい奴！って印象付いた俺はやっぱり最後まで居残って、約束通り鳩交換して。めでたくダチになりました。(笑)

それから、ぽつぽつとメールをするようになって、筆不精故に1日1度、忙しいと2日に1度、程度だった回数がいつの間にか毎日数通になって、
いつの間にかの間に恐る恐る茶室で会わないか、って誘って誘われてたのが気付いたら時間有るなら構え！になってて、
気付いたらの間にお互い固かったやり取りが気楽どころか楽しみになってて、

友達なのにハグに違和感無くなって、
友達なのに添い寝し始めて、
友達なのにむしろ抱き枕にされたりして、
友達なのに姫抱きしてくる彼奴に形だけ抵抗しながら布団まで連行されたり、

其の儘抱き込まれて寝るのにもいつの間にか幸せだとか、
これだけ甘くておやすみのキスはないんだなとか、
うっかり好きって零れそうだとか、

思い始めるのはこの半月と少し後。

(フィクションに見えるだろ？衝撃のノンフィクションだ！)