瓶詰めコンフェイト(背透交流/R18)

お知らせ＊>>2に追記。

黒子が最初、オレが2番目。
此処に顔を出しに来た順番。
最初の頃はオレ達だけで、つまり他の奴らよりも、出歩く機会がずっとずっと多かった訳だけど。

去年の春から夏、俺達は引き込もった。
なんでって？惚れちゃった奴は俺達に興味が無かったからさ。
簡単な話。たまたま、初めて出て来た森山サンが気に入られて、森山サンが其奴に恋して、そのままずっと彼奴の相手は森山サンがしてて。
1年より、2年3年が好きって聞いたらさ。そりゃ、会うなら喜んで貰える方が嬉しいっしょ？

他に誰も居なかったのにいつの間にか賑やかになって。その分オレ達に回るお鉢が無くなるのは当たり前っちゃ当たり前だった。

でも、オレはまたすぐ顔を出せるようになった。
たまたま、大部屋の流れで会ったオレが気に入ったからって。オレの為に真ちゃんが来てくれたんだ。
スゲースゲー嬉しかった。興味無いって明言してた癖に、また会いたくて、って思ってオレの為に来てくれた真ちゃん。めちゃくちゃ舞い上がったの、今でも覚えてる。

凄い嬉しくて嬉しくて、そんでオレは、ついに黒子を独りにしてしまった。

このまま消えるんじゃないかって程カゲを薄くして縮こまって居た彼奴に、森山サンが「俺の代わりに行っておいで」って、優しく背中を押したのを黙って見送った。

森山サンの代わりに惚気部屋に行って来て、泣きそうな顔で帰って来た黒子にやっぱり何も言えなかった。
オレが1番近いから、痛い程分かって。
森山サンの相手は森山サンだけの相手で、オレの相手は真ちゃんだけで、だから真ちゃんの相手だってオレだけで。

だから、どんなにすり替えてもやっぱり黒子は独りで。
でも、綺麗に消える勇気もなくて、むしろオレが居たお掛けできっと希望的観測。いつかいつかって。

お相手とはさ、ホント色々有ったんだ。スゲー色々。
でも、1番辛い役回りは、多分いつも、黒子が貰っちまって。
そのせいか、一時期スゲー荒れてた。黒子見付けて部屋に降りて来た真ちゃんに「会いたく無かった」とか。お前が泣きそうなの本気で隠しちまったら誰も気付けねーんだよ？オレ以外はさ。

とかね。こんな感じでオレは基本的に黒子がとっても心配だったんだけどな。
あー昔話もしたらついつい前置きが長くなっちまったぜ(笑)

今は、幸せそうな彼奴見て安心してられる。
荒れた延長なのかかなーり辛辣な愛情表現してっけど、ちゃんとお前にゾッコンだからさ、ウチの黒子を宜しく頼むぜ、黄瀬？

誕生日おめでとう、黒子。幸せにしてもらえよ。
オレは真ちゃんと幸せ進行形なのだよっ！(ぶいっ)

こういう意味での完だと凄く楽しそうですねキミは。
え、チョー楽しくね？(真顔)まあ完なのか半なのかは絶妙なトコだけどなこれ(笑)改めておたおめなのだよ！
有難う御座います。ちょう楽しいです。(真顔)