オレの日記待ってる人なんて居ないっスよね。此処に来ない間最悪な別れ方を選んだり色々あった。一人身は変わらないんスけど漸く夏だからオレにも運回ってきたっス。好きになれそうな人に出会えたんスよね。でも迷ってるのが今のところは２人好きだなって思うところ。最初は1人だったのに今は２人いる。オレが寂しがり屋なのがいけないんスよね。それでもオレだけが欲しいって言ってくれたら不謹慎だけどすげぇ嬉しいって思ったんスよね。久々にこんなに求められてるから大事にしたいなって。だけどやっぱり思うのは言葉にしなきゃ伝わらないし、分かってもらえないなって。自分で考えて行動しても上手くはいかないんスよね。結局相手もオレも全部言葉にして吐き出してやっとなんスもんね。難しい。だけど、少しは心が通じたから待ってるのも苦ではないんスよね。普通ってどれだけ待ってられるんスかね。一週間に１回、もしくはそれ以上で１回とかでも耐えられんのかな。オレには厳しいっスけど。とりあえず今日も連絡来たらいいな。ひとりは空の上だし見込みは少なそうっスけど。同じような恋してる方とかいたら知り合いになりたいっスわ。んで励まし合いたいっていう勝手な願望。

あれから落ち着いた。いや、一つの結論を出したっス。諦めるっていう結論。ま、離れた人もいるんスけどそれは仕方ねーし。それよりも決断をしたら夢中で追いかけてくれてる。大事にすると愛してる、を何度も何度も紡いでくれる。口が上手い人でもなければ軽くもない。だからその重さが覚悟が分かる。出会った頃はそんな事なかったのに。飄々としていてオレの真意なんて伝わってなくて…なのに昼休みにいきなり一言、「好きだ、大好きだ」なんて言われるから心拍はバクバク。有り得ないっしょ。レス止めてる癖に告白が先とかさ。どんだけだよっ。でもその後ほとんどの人会えなくて会えても3日以上空いて会えたと思っても短文で数十分。お互いのキツイ時には居られずでこれ、恋人じゃない方が上手くいくかなと思ってふらり。立ち寄った茶室で一目惚れされた。正式には付き合って無かったしオレなんかの心を守りたい、といってくれたからＯＫ。これでおしまい、になる筈だった。でも全然勘違いでただ言葉が足りてなかっただけでスゲェ好かれてた。愛されてた。泣いて泣いて縋ってくれるなんて夢にも思わず。それでも会えないのは淋しいから、1人は怖いからとあんなに号泣した人の手を取れず迷ってる。想いは一番でも…幸せになれる予感も出来る予感もしないから。それでもアンタの言葉が声が描写が堪らなく好きっス。本当ならずっとその腕に捕らえられていたかった…

また1年が終わってく。二年前のこの時はまだ何の歪も無かった。普通で居られたんだ。どうして変わったんだろう。いつから愛情を伝えるのモノになった。お互いを縛る銀話だけで良かった。機嫌取りなんてしてんじゃねーよっ。そういえば、じゃあどうやって近付けるんだと怒鳴られた。えっ？と戸惑い色々崩れた。なんで手を出したんだろう。どうして止めてやれなかった。怖いと同じくらい依存してた狂気。ホントは会えなくないのに…だけど今じゃ近いから。過ちは犯せねー。これが最期だろうから。アンタにもっと求められてこの体塗り替えられたかった。いや、アンタしかいらないと言わせたかったのに…叶わなかった。アンタに触れる手はオレのモノじゃない。奪いたい気持ちと安堵。色々無くしたままで欠けた侭。常に生活する分には問題ない。でも、誰かといると浮彫にされちまう。この傷も刻印も消えやしない。唯一のキズナ、か呪印か。どちらかもわからねー。たださ、アンタを完全に消せねーのはどうしてかな。もうすぐ2年なのに。

人の感情はプリズムと同じだろう。簡単に色んな色に染まるし遠ざかる事も侭ある。苦手が強いのがダメとは思わないが歩みよる努力が減ってきている気がする。年のせいか部活のせいなのかは分からねー。無理なものは無理だろうで通すのはいつからだ。もうすぐ今年が終る。何度体験してもこの季節は苦手だ。忘れられない緋色の時期だからな。アイツはどうしてんだろ。嫌々言いながらも同棲続けてるのか。想像する事しか出来ね。俺も新しい1歩踏み出した。逃げてらんねーんだ。しっかり着実に歩もう。競走じゃねーから。俺には俺の武器があるだろう。