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依存*
また1年が終わってく。二年前のこの時はまだ何の歪も無かった。普通で居られたんだ。どうして変わったんだろう。いつから愛情を伝えるのモノになった。お互いを縛る銀話だけで良かった。機嫌取りなんてしてんじゃねーよっ。そういえば、じゃあどうやって近付けるんだと怒鳴られた。えっ?と戸惑い色々崩れた。なんで手を出したんだろう。どうして止めてやれなかった。怖いと同じくらい依存してた狂気。ホントは会えなくないのに…だけど今じゃ近いから。過ちは犯せねー。これが最期だろうから。アンタにもっと求められてこの体塗り替えられたかった。いや、アンタしかいらないと言わせたかったのに…叶わなかった。アンタに触れる手はオレのモノじゃない。奪いたい気持ちと安堵。色々無くしたままで欠けた侭。常に生活する分には問題ない。でも、誰かといると浮彫にされちまう。この傷も刻印も消えやしない。唯一のキズナ、か呪印か。どちらかもわからねー。たださ、アンタを完全に消せねーのはどうしてかな。もうすぐ2年なのに。
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