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998.恋語り(背透・背恋)
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8 :黄瀬涼太
2017/11/19(日) 08:26




憧れと恋心



いつからだっけ、憧れが恋心に変わったのは。青峰っちに出会って、バスケを知ってオレの世界が変わって。オレの前にはいつでも青峰っちの背中があって、手を伸ばせば届きそうで届かないもどかしさにがむしゃらになって。それが、すげー楽しかった。夢中になれるもんを追い掛けて、憧れの相手と向き合って戦って何度も何度もぶつかってた。いつかは、あの背中に追い付いて追い越して、笑顔で振り返ってやるって。追い抜いてやったぜってピース向けてやるんだって思ってた。
それが、いつの間にか苦しくなった。越えた先にあるモノが、オレにとっては最後になるんじゃないか。その後は?いつか来る別れが怖くて、それならいっそって何度も離れたことだってあった。今考えるとバカだなぁとは思うけど。そんな事したって、消えるはずもない気持ちがあるのは自覚してたくせにね。ほんと、オレって弱いっスわ。それでも、離れて分かったこと、大切なものに気づけたことはデカいと思ってる。

憧れるのをやめる。

なんて、単に綺麗事で。簡単に辞められるものでも、無くせるものでもない。憧れって、そういうものじゃないんスよね。そう気づいた時から、かな。青峰っちへの気持ちが、ただの憧れじゃないって思うようになったのは。たぶん、だけど。
バスケをしてるあの人が好きで、笑ってる顔が好きで、オレを呼ぶ声が好きで。なんだ、オレの中で好きばっかじゃんって。思わず笑ったっス。

今は恋人として過ごす毎日だけど。オレが告白してから、青峰っちが気持ちと向き合うって言ってくれて返事を貰うまでの2ヶ月間。不思議と不安がなかったのは、きっと青峰っちの言葉があったから。

「どんな形にしろ、お前と離れるつもりはねぇよ」

ってさ。返事をもらうまでに、いろんな壁もあったし別れもあった。泣いたりもしたし、泣かせたこともあった。その全部をひっくるめて今がある。バスケして笑いあって喧嘩して、好きだって言い合って抱き合って毎日が幸せで溢れてる。

そんな掛け替えのない毎日をオレにくれた人。

いつも、感謝してるんスよ。
憧れが恋心に変わった瞬間から今の今まで、そしてこれからもずっと。感謝しても、きっとしきれないんだろうなぁ。



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