# 彼の温度に包まれて眠る幸せ。
少し前までは、
まるで当然のようだった、
彼の隣で眠れることが、
こんなにも幸せで
安らげるものだったなんて。
温かい温度に包まれながら、
優しく柔らかく落ちてくる接吻けと、
耳に心地良い低音の子守唄。
久し振りに穏やかな気持ちになれた。
彼の存在の大きさを知る。
> 三大欲求にも優るとは恐ろしい男だ
なんて、御前が俺にくれたその言葉は、
そっくりその儘お返しするよ。
御前からの声を早く聞くためなら、
食事も睡眠も二の次、
先ずは御前のもとへ行く、と。
抱き締められながら、
彼の肩や首筋に、
頬を擦り寄せるのが好き。
一番彼の温度を堪能出来る姿勢、場所。
安心感が半端無い。
逞しい其処は、
きっと強い包容力を持つんだろうね。
彼らしい其れが、大好き。
普段はよっぽど可愛いけれど、
俺に向けて、
可愛い、可愛いと零す唇すら、
無性に可愛く思えてしまう俺は、
かなり重症かも知れない。
# 好きを重ねて、
彼との距離がまた近くなった気がする。
とても、幸せ。