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205.【百物語】にぅ板版百の物語【語ろう】
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2 :にぅ名無しさん
投稿日:10/02/19 00:56:05 9BS+7kEjO
昼じゃないけどいいかい?
それでもいいなら、結構有名な話をしようか。
一軒の駄菓子屋があったんだが、ある日の夜女性が「飴を売って下さい」と買いに来た。
何故夜に買いに来るのかと疑問に思いながらも、店主は飴を売る。女性は静かに帰っていった。
その日から毎晩、女性は駄菓子屋にやって来ては「飴を売って下さい」と頼みに来た。いぶかしく思いながら飴を売る。何をするでもなく飴を買うだけだから、店主は特に気にしなくなった。
しかしある日を境に女性はお金ではなく、自分の着ているものを売って飴を買いに来る様になった。
とうとう不審に思った店主はいつもの様に飴を買っていった女性の後をこっそりとつけた。道はだんだん薄気味悪い所になる。店主は怖くなった。
突然、ふ、と女性が消えた。そして気が付いた。ああ、ここは墓地だ。
慌てて帰ろうとした店主の耳に、赤ん坊の泣き声が届いた。驚きながらもその声の出処を確認する。
そこで店主の目に写ったのは墓の前で張り裂けんばかりに泣く赤ん坊と、自分の店の飴の包み紙だった。
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