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205.【百物語】にぅ板版百の物語【語ろう】
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24 :長文注意
投稿日:10/08/27 18:50:04 I9LrVqdKO

私と弟の姉弟は双子だ。血筋なのか、そういったものが見えてしまう。弟はうっすら見える(かと言って霊感が弱いワケじゃない。一貫して透けてるだけ)のに対し、私はくっきり見えている。それこそ、物によってはこっちのモノと区別がつかないくらい、はっきりと。
これは去年、私の友達と家でお泊り会をしていた時。勉強に飽きてきた私たちは、コンビニにアイスを買いに行くことになった。片道10分くらいのコンビニながら、田舎故にポツポツと街灯があるだけで、暗い一本道で不気味。しかし、4人も居るから大丈夫だろうと家を出た。
22:25コンビニを出た。いつもの様に箱アイスを購入し、音楽を聞くために携帯を開いたので、間違いない。
「あ、アイス無くなった。一本ちょうだいな」
「おうよ、はい」
まだ溶ける気配もないアイスを食べながら一本目の街灯に着いた。そこには、近所では見かけない赤い花柄のワンピのオバサンと、ホワイトシェパードが居た。夜にイヌの散歩をしてる人なんてよく居るし、知らない顔なのは、近くのマンションの人だからだろう。
「私にも一本ちょうだい」
と言うのであげ、二本目の街灯でアイスを確認したが、溶けている気配はなかった。
そこにはまたあのイヌのオバサン。前述の通り一本道だから、追い越されない限り、そこに居るのはおかしい。気付かないうちに追い越されたのかな、とおかしく思いながらも次の街灯に着いた。・・・そこにはまたオバサンとイヌが・・・!
危ない!と思ったとき、耳元で「ふふふ・・・あははっ返して、ねぇ返して・・・返せよぉぉお゙!!」と言われ、私は友達の手を取り走った。家に着いたとき、玄関で弟が待っていて、
「姉ちゃん、憑いてこなくて良かった。気付いたら居なかったからな。」
と良い、自室へ引っ込んで行った。時計を見ると時刻は零時、アイスはドロドロだった。
片道10分なのに、その間に何があったのだろうか・・・今でも分からないが、オバサンとイヌはそれ以来見かけていない。
弟よ、居るの知ってたなら電話で忠告してくれorz   

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