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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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22 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:16:45 bluYcnHPO
聖検死団の上層部が、俺から芳しい情報を得ることはできないと悟ったらしい。当然だ、いくら付き合っている相手だろうと、俺も任務や組織のことは、軽々しく話したりはしない。利用価値なし、と判断した奴らは、彼女に俺を抹殺するよう命じたのだ。殺害能力がなくとも衛生兵なら薬にも詳しい、単なる体調の悪化に見せかけて人を殺すこともできるだろう。
だが、彼女はそれをしなかった。
何故しなかったかなんて、俺は知らない。
……知ったことじゃない。
とにかく、彼女は俺の殺害命令に従わなかった。上層部には何かと理由をつけて、はぐらかしていたらしい。だが、そのうち聖検死団は別の奴を刺客として寄越した。そいつの口から全てを聞いた。俺が彼女に騙されていたということを。非常に鬱陶しかったので、話の途中でそいつを昏倒させ、彼女に別れを告げて、逃げるように立ち去った。
後で一人になり、落ち着いてから、始末しておいた方が良かったんじゃないかとも思ったが、それ以上、俺に対して刺客が来ることはなかった。聖検死団も、いつまでも異端審問会のたった一人に関わっているほど暇ではないのだろう。彼女も未だに聖検死団にいるところを見ると、俺を殺さなかった件での追及はなかったか、あってもうまく逃れたらしい。
──ともかく、そうして俺と彼女の関係は破綻した。
元に戻ることは、ないだろう。
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