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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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6 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/09 15:36:46 EqjiOaWtO
「よーし交渉成立ね。行くわよエリー!」
「うん!」
どこに交渉の余地があったんだろうかと俺が考えている間に、女二人はすっ飛んで行ってしまった。まあ、『エトワール』の場所は知ってるから……
「……帰ろうかな」
よく考えたら、奴らに付き合う必要はないんだった。このまま帰れば俺の所持金は無事で済む。
ただな……それをやった場合、明日俺がどんな悲惨な目に合わされるのかという心配もついてくるんだよな……
「あら、何やってるのこんなところで」
女の声に、ローラが戻ってきたのかと思い、ぎくりと俺の肩が跳ねる。
だが、すぐにローラとは違う声だと認識を改めた。同時に、あまり会いたくない相手であるということも理解する。
俺はゆっくりと振り向いた。
「奇遇じゃない。お久しぶりね、ウロボロス」
そういやこいつは、今となっては俺をフルネームで呼ぶんだった。
「今、『奇遇』って奴を信じられなくなっててな……本当に奇遇か、おまえ?」
ローラ以上に、この女の『奇遇』は油断ができない。だが、彼女は肩をすくめた。
「あたしだって、いつまでも暇な任務やってるわけじゃないのよ。素直に再会を喜んでくれたっていいと思うけど」
……まあ、一理はあるが。
挨拶程度で意地を張っていても仕方ないので、俺は彼女の要求に応えてやることにした。
「久しぶりだな。──不在検死官(ピクシーゲーム)」
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