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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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73 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/03/02 05:00:33 TsTNbbBIO

「あんたが結界を張った時、同時に俺もこの結界を張ったんだ。どちらか一方が消えないよう、結界を閉じるタイミングも合わせてな」
  ──深淵検死官の背後に結界の始動部である黒い線が現れたあの時、俺はその黒い線のそのまた後ろに俺の結界の始動部を置いていた。そして深淵検死官の目には映らないように、彼の結界が張られる速度より、自分の結界を張る速度を僅かに遅くして、閉じきる寸前に再び速度を上げ、奴の結界と同時に自分の結界を完成させたのだ。
  俺の結界があいつの結界よりも早く完成すれば、既存の結界内に別の結界を築くことはできないから、あいつの結界は不発に終わる。逆にあいつの結界が先に完成してしまえば、こちらの能力を無効化されてしまう恐れがあり、そうなった場合俺の結界は、作成途中キャンセルされてしまう。だから──同時。
  そんなことが、とでも言いたげな顔で深淵検死官は俺を見るが、まあ、できた結果がこれなんだから、そこらへんは納得してもらう他ないだろう。ともかく、彼が結界の始動部を、自分の背後に置いてくれて幸いだった。俺の背後だと、見えないからうまくタイミングを合わせられるかどうかわからなかったしな。
  とはいえ──どんな能力を使うのかと思って一応奴の結界も完成させはしたが、こうやってぶっ殺されるならさっさと自分の結界を完成させて、奴の結界を無効にしておけば良かったと思う。
  ……まあ、まだ心臓喰われて一瞬で死ねた分、ましだったとは言えるけどな。爪先からじりじり刻まれていくとかいう殺され方だったら、流石に俺でも発狂してた。というか助からなかった。ドSとか聞かされてたから、本当にそうならないか心配した。

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