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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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88 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/03/02 05:22:00 TsTNbbBIO
「説得……できたよ。というか、説明したら納得してくれた」
「そ」
ローラは軽く頷いた。
「聖検死団の人間だからどうかとは思ってたけど、結構いい子じゃない。随分信用されてたのね、あんた」
「……みたいだな」
根はいい奴……なんだろうけどな。あいつも。
訣別した過去こそ、戻らないけど。
「さて……もう、用事ない?」
物思いにふけっていたのもあって、優しげな声音につい、頷いてしまう。
そして次の瞬間、激しく後悔した。
「よっし、今日はまた『フレーシュ』行くわよ! 今ならチーズケーキ一つにつき、紅茶一杯ついてくるんだから! あ、勿論うろちゃんの奢りね!」
「おい、また奢りかよ……」
「当たり前よ、この間あの検死官兄に信じこませるの、手伝ってあげたじゃない! 手伝ってって言うか、ほとんどあたしの手柄よね! そのお礼を返そうとは思わないの!?」
……ああ、俺は何故こいつに借りをつくってしまったのだろうか。
「だいたいあんたね、普通に玄関から出てきなさいよ! あたしとエリーに待ちぼうけくらわせて、なに、もしかして窓とかから脱出したの!? ほんとたち悪いわね!」
……玄関に陣取ってるおまえらの方がたち悪い。
あの女も、こんな家から近いところで会ったということは俺を待ち受けていたのだろうが、玄関にこいつらが陣取っていたもんで、ちょっと離れたところにいたのだろう。
つくづく迷惑な奴らだ。
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