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702.【久しぶりに】にぅ版百物語【やらないか?】
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23 :nipper774さん
投稿日:14/04/15 01:05:13 lYlHpD58O
1783年(天明3年)、長野県・浅間山が噴火。この時に噴出した溶岩は実に大量で、山のふもとにあった鎌原村という村をすべて覆い尽くしてしまった。
それから年月が経ち、子が親の世代になるころのこと。
もともと鎌原村のあった場所で、井戸を掘る作業が進められていた。この時、井戸を掘る職人が、奇妙なものを発見する。
なんと、土中に、蔵が丸ごと埋まっていたというのだ。穴を掘るうちに、まずはじめに屋根に突き当たり、その屋根をやぶって中を覗いてみたところ、内装が見えたので、それが蔵であると分かったらしい。さらに驚くべきは、その蔵の中に老人の姿があったということである。
人を呼んで老人を助け出し、話を聴くと、老人は浅間山噴火の際に蔵へ逃げ込んだところ、そのまま蔵ごと埋もれてしまい、ずっと地下で生活していたのだという。蔵には米と酒が大量に貯蔵されていたので、それを飲み食いして飢えを凌いでいたのだそうだ。
実に、浅間山の噴火から33年後のことであったという。
江戸時代の狂歌師・大田蜀山人は、みずからの著書である『半日閑話』という書物に、「信州浅間嶽下奇談」と題してこの事件を記載している。
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