8 :nipper774さん
投稿日:14/11/03 12:46:59 /t/k5uyMO
【つづき】
そこで最後に、「俺の意地のせいで悪いことをした。質も大切だと本当は思っていた。すまない。本当はおまえの質の良さを認めていたが、自分が先輩だという意地から素直になれずにいたんだ」と本音を暴露。シツの〝恨み〟は消え去る。洞窟の奥に残されたリョウは、ここで決死の靴づくりをはじめる。トゲトゲを踏んでも平気な靴づくりだ。そして靴を完成させて無事に洞窟を脱出。トゲを超えたことで〝質〟の大切さを実感。リョウはすぐさま町へ戻る。騒動は静まっている。リョウはシツのもとへ行き、「質も大切だった。悪かった」とわびる。シツも「量をつくる力の大きさを知った」と、お互いに相手の力を認める。もうお互いにつぶし合う争いはやめて、活かし合う切磋琢磨する関係で靴をつくっていこうと合意する。【④オリンピック】
騒動のせいでめちゃくちゃになった町を再建するためにはたくさんの人が働かなくてはいけない。そのために質のいい靴をたくさん作らなくてはいけない。ふたりの新しい靴づくりがこれから始まる。
おしまい。
いい加減なところもあるけど勘弁してほしい。大塚英志著「物語の体操」では、こうした梗概を、「まずは百個つくってください」と言っている。野球選手がホームランを打つために何百回も素振りを繰り返すように、物語をつくる基礎体力を養う訓練なんだそうだ。
(111.86.142.141)