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┗1291.Dear…my pet(68-72/197)
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68 :
市丸ギン
2007/09/23（日）11:25:44
『恋愛のスタンス』
求めるものは…
不安定で
不確かで
あやふやな不変
保有する為ヒトが持つんは…
個々で異なる術
ボクとキミの術も…
あの子の術も…
きっと真っ直ぐやなくて
紆余曲折
右往左往
縦横無尽
行きたい方向に向かう足跡
時に穏やかで
時に狂暴
愛は先が見えへん迷路
壁は無数の進路を示し…
ホンマは壁、ないんかもしれへん
障害があるんか…ないんか…
何が障害なんか
それさえも見えへん
視界を遮るもんは…
霧か
闇か
光か
認識出来ひん恐怖に閉じたままの瞼か
行きたい場所は…
自分しか知らへん
頭やない、
体が…足が…
キミの行きたい場所を知っとる
遠回りでも
回り道でも
引き返しても
キミが歩いてきた場所には
ちゃんと歩いてきた印が残っとる
前だけ見て走っとっても…
時々立ち止まって
時々振り返るのも
きっと必要な事
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69 :
檜佐木修兵
2007/09/24（月）11:34:50
「ただいま」
ただ一言。
本当にただの一言なのに久し振りに口に気がした。帰る場所なんて無かったからだ。
「ただいま」
「お帰り」
こんな簡単なやり取りが凄く笑えた。
単純な事だ、って笑えるかもしれないけど俺にとってそれは大切なモノ。久しく口にしていなかったから忘れていたんだろうな、この新鮮な感じを。
家に帰れば必ず出迎えてくれるギン
窓だろうが玄関であろうが
きっとギンは出迎えてくれる。
これが嬉しいからか俺は甘えてしまう。
帰る場所がある事が嬉しくて会う時間を自ら削っているにも関わらず。
一日一回って決めてたんだけどよ…
中々会いに行けない。
ゴメン。
中々帰れなくて。
ギンが足らないのは自分の所為って分かってる。
早く時間に余裕が出来たら会いに行こう。
寧ろ明日会いに行く。
月を背中に背負って
大好きな主人の元へ。
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70 :
市丸ギン
2007/09/24（月）18:12:14
愛しとる…
『愛しとる』より
『好きや』言う方が照れくさいんは…何でやろ？
性格のせいやろか…
十五夜
月は好きやのに
満月は嫌いで…
月見上げて切ななる
満ちたら必ず欠ける
やり場のない焦燥感に襲われるん…
知っとるから
この成熟していく感情が…
いつか欠けてしまう事に
ボクが怯えとるから
冷える指先を重ねた
月光に晒された躯
１人夜空の月を仰ぐ姿を映した影は…
どこか祈りの姿に似とる事に…
気付いてもうた
風に乗せて…また呟く
修…『愛しとる』よ
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71 :
市丸ギン
2007/09/26（水）01:27:36
月を隠す雲は…
風が流した
ボクとキミの間
遮るものは何もない
月に露わ晒された
遠い日のボク
背後に伸びた影は
底冷えするようにハッキリ見えて…
熱を求めて
自分の腕を掴んだ
氷にも似た冷たい躯
抱擁は直に
ボクから冷気を奪う
今は貪欲に熱を欲する指先
ホンマ……手ぇかかる躯
困ったな
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72 :
市丸ギン
2007/10/02（火）01:30:15
ボクらの歩いた跡しっかり残せるんやったら
いつか誇れるもんになっていくって信じとる
ボク風に表現したら多分こんな感じやろか…
Cat-Master市丸ギンの価値観によう馴染む…
濃密
熟成
芳醇
記憶
高揚
成長
育成
時間と環境と愛情と
ボクに影響与えて同調する唯一…
言葉が耳に響く度
思い出すんは…
血にも似た
揺れる深いボルドー
濃密に重なる時間
間接照明に浮かぶグラス
屈折する葡萄酒色の光
『愛しとる』
呟いてグラスに紅を落とそう
何度も何度も…
記憶に歴史にVintage
成長して行けばええ、何処までも
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