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1622.玉散る刃の巡恋歌
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浦原喜助
2011/03/18(金)11:13:51
無知は恐怖を生み出すが、有識者は其れ以上の畏怖を憶える。
識るのがアタシの仕事だとしたら、知らせるのは彼等の役回り。
不慣れなコトはするモンじゃありません。
百年前、試験管相手に会話していた頃が酷く懐かしい。
『救ってみせる』
『解いてみせる』
平然と口走ってたアノ頃に戻れたら、少しは楽になるんスかね。
無知と云う愚かさを知らぬ侭先へと進めていたら、其れの方が幸せだったのかもしれない。
悲しき哉、人生ってのは平等では無い。
平等であれ、と。
人間が望んでいるに過ぎない。
現実はまさに不平等且つ理不尽の嵐。
其れでも受け入れざるを得ない。
実に世知辛い。
然し、だ。
其れでもセカイは変わらない。
否、変わるべきではないのかもしれません。
『変えよう、絶対変えてやる』
足掻き続ける人間の希望として、セカイは何時迄も変わらない方が良い。
『其れでもセカイは廻ってる』
── 職責ノ業 ──
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