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1622.玉散る刃の巡恋歌
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170 :
浦原喜助
2014/02/09(日)22:04:22
今更何だ、って話なんスけど。
指先に留めた蝶々サンが何時迄経っても羽ばたけない。
特に用も無いし、じっくり話す時間が取れる訳でも無い。
況してや、此処を越えて仕舞ったら結局全て済し崩し的に流れちゃいそうで…アタシも大概自制心に欠ける男っスよねえ。
良い意味でも悪い意味でもアタシは変わって無いし、変わるには歳を喰い過ぎた。
更には、こうして遠回しに書き綴る事で、己の罪悪感を少しでも減らそうとしてる。
…なーんて、一見ドン暗い感じがしますけど、アタシにとっては単なる日常の一幕。
他人も自分も、第三者的な視点から見る事がアタシ自身の魂魄バランスを保ってる訳でして。
曰く『面倒臭いやっちゃなァ』の此れが所以っス。
さて、どうしたモンか。
最後の箍を外すには未だ早い。
今なら未だ大丈夫。
距離感は分かってる。
分かってるから。
── 嗚吁、暫くは夢うつつにて
そうっスね。
蒼い蝶々サンは未だ暫く箱の中に仕舞って置きましょ。
── 十日夜ノ月 ──
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