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┗1760.呼吸(72-76/91)
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72 :
檜佐木修兵
2012/10/16(火)01:54:15
朝晩に加え、日中の空気も冷やりとしてきた。
どうも喉の調子が芳しく無い、声が直ぐ枯れる。
暑さ寒さも彼岸までとは良く言ったもんだ。
彼岸と言や先日、討伐の帰りに燃える様な緋色と鮮やかな若草色を誇る曼珠沙華の群生地を眼にした。
木々も色付きを増して、秋深しと言う所か。
移ろう季節に容赦無い時の流れを視るのは歳寄りのする事らしい。
部下から事有る毎に世代の違いを指摘される。
煩ぇよ、若僧が、等と悪態吐くしか無い辺り、俺自身も自覚してるんだと思い知らされるが、そんな事口にしたら大先輩方々に何を言われるか。
俺の日々は彩度を増した。
一人になっても、独りじゃ無いと気付けたから。
俺は一人、此処で、生きて居るよ。
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73 :
檜佐木修兵
2012/11/08(木)04:15:38
南の低い空にオリオン
東の低い空に下弦の月
寒くも無い静寂に落ちる星影
日の出るまで今暫し
このまま、
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74 :
檜佐木修兵
2013/03/08(金)05:45:16
冬眠から目覚める
花粉に中指立てる
心待つは爛漫の桜
今年はゆっくり花見酒を楽しめそうだ
俺は仕合わせです
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75 :
檜佐木修兵
2013/05/23(木)04:39:31
忘れて居た執着心に自嘲
懲り無ぇな、俺も
目まぐるしい人の群れと流れなんざ、傍観に徹するのが賢いと、努めて冷めた振りをして居たクセに。
冷めた手前ぇが詰まら無ぇ存在に成り下がってると、自覚しちまったからには本気出して生き足掻くか。
ーーーーーーー
取り残されるのは恐ろしい。
俺も連れていってくれよ。
嫉妬なんざ、するのも見るのも耐えかねん。
奪ってしまえたら、どんなに楽か。
出来もし無ぇ世迷い言。
同じ景色を見れたら、それだけでいい。
ぬくもりは要ら無い、我儘になるから。
笑って生きられりゃ、それで仕合わせ。
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76 :
檜佐木修兵
2013/06/06(木)05:43:40
見守り、見送り、看取り、
俺は此処に留まるのみ
振り返らなくとも、進めるだろう
ーーーーーーー
取捨選択を見誤るな
狭量も卑屈も侮蔑も同じ穴の狢
ーーーーーーー
視野が狭くなる、思考が止まる、優先順位を違える、沸点が低くなる、
執着が芽生えるとろくな事は無ぇ
優しさを履き違えるな
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