綴一覧
┗
1895.コンペイトウ
┗151
151 :
朽木白哉
2012/10/27(土)19:01:46
強請られずとも綴ろうと思っていたのだが…其れは此処だけの秘密にしておこう。
誕生日、おめでとう。
そなたの誕生日を祝うのも毎年恒例になったな。知り合ってもうすぐ六年、か。此の世界で、と海燕が云う度に長さを実感する。けれど、矢張り私の中でそなたはもう日常の大事な一部で、特別で在り、当然でも在る。
御休み、を聞けぬが故に拗ねてしまったり。
そなたの手を拒んでしまう事も有ったのに、そなたは変わらず私の傍に居てくれる。
屹度そなたは云うのだろう、私が待っていたからだ、と。
桜を見て、海に触れ、月を愛でて雪に興じる。
四季を感じる時に隣には必ずそなたが居る。私は…一般的に云えば待っていたのだろうが、そうでは無い。そなたと共に在る事が、生活なのだから。
今は家族団欒の最中だな。此の様な時間を過ごせるのはそなただからで、他には何も要らぬ。
知っているだろう?私は最早そなたしか見えぬのだ。
愛しい我が伴侶。
来年は二人で過ごそうか。其の頃には子供達も皆大きく育っているのだろう。甘く、蕩ける時間を過ごそう。
そして、祝いを一つ。
瑠璃の玉を。
甘やかな口付けはあの場所に…。
生まれてきてくれた事に感謝を。
朽木白哉
[
返信][
削除][
編集]
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]