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1895.コンペイトウ
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153 :
朽木白哉
2013/11/01(金)13:46:25
さて、幾月燕の顔を見て居ないのだろうか。あまりにも遠過ぎて、生まれた日を祝う事も憚られてしまった。
もう、何年になるだろう。兄と共に歩み、数え切れない程の日々を過ごし、大切なモノが増え、そして今、兄の温もりを感じる事の無い長い日々が続いている。
元気で居るだろうか。翼は傷付いていないだろうか。
心配は募れど、声が届くのかさえ私には自信が無い。
けれど、不安ではない。此れ迄の日々が、確かなモノとして私の中に在るから。
いつか話した事が実現するように思う。
其れもまた一興。叶わずとも其れは其れ。
繰る言之葉は最早原型を成して居ないやも知れぬ。此の姿は兄居らずしては成り立たぬのだから。
其れでも、想いは薄れぬ。形は違わぬ。
今日も愛し君が息災で在るように。
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