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1906.揚雲雀
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161 :
朽木白哉
2012/10/27(土)20:08:14
# 生誕の日に
何時の間にやら此れ程の時間を過ごしていたとは些か驚いた。そして、海燕から出された禁止令から半年以上過ぎていた事にも、驚いた。
此の半年間、相変わらず海燕を待たせてばかりで。季節を楽しむ事も満足に出来ていないが…。
そなたを祝う、と云っておきながら家族団欒な訳だが…。良いのだろうか、とふと思った。
湯浴みを、と云ったのは私なのにな。
祝う事が当然で、態々非番を取る事も当然の流れで。…眠れないが故に今日は遅くなってしまったのだが。
もう何度目になるのか。
毎年そなたの誕生日には頭を悩ませている。幸せな、悩みだ。来年には、なんて言葉。そなたにしか使えぬ。
海燕、来年には私達はどう過ごしているのだろうな。屹度、甘い時間を過ごしているのだろうな。
今宵もそなたの腕の中に。
私だけの燕の元で、幾つもの夜を。
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