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┗2004.デタラメ(191-195/200)

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191 :吉良イヅル
2011/11/19(土)17:00:10

雨の檻


間断無く降りしきる雨で歩道を挟み建っている向かいの建物が見えない。見上げれば重く垂れ込める雨雲、辺りは暗くて町が灰色に滲んで見える。 

独り言の様に言った言葉に僕と同様に軒先で足留められた友人は、違いないと同意し、どうせならイイ人と閉じ込められたなら極楽だろうになと笑った。

その時何て答えたかは覚えてない。ただ笑った友人の顔も滲んでた。

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192 :京楽春水(乱入)
2011/11/19(土)19:30:59

ちょっとばかりお邪魔するよお~ぅ。
こんばんは。

お誕生日、おめでとう。

三回目になるこの言葉が言えて嬉しいよ。
出会った年もお祝いが出来たらもっと良かったんだけど…。
来年もボクの君にこの言葉が囁けますよ~に。と、豪雨に近い雫が降る今日だけど、この雨音が今夜の君の眠りを妨げる事なく子守歌になりますように。

鍵は・・・・。
消すも書き直すも君の好きにして頂戴なぁ。




一部書き直しさせて貰った。相変わらず気ぃ使いだな。

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193 :更木剣八
2011/12/02(金)16:56:27

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レス遅くなって悪ぃ。

祝ってくれてありがとな。
あぁ、それだけ傍にお前が居てくれてそれが何よりだ。
過ぎた事だ、今こうして居る。それでイイ。

来年の話すると鬼が笑うらしいが、聞きたいもんだな。

鍵だけ消した、お前が俺にくれた言葉だ、取っておきたい。

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194 :更木剣八
2011/12/08(木)12:03:04

ある日の空


雪が降っている。
曇天は重く掴み所の無い灰色で、雪に埋もれた身に容赦なくしんしんと雪を降らせていく。かじかんで痛みに似た鋭利な感覚を伝える手足は重く、地に縫い止められた様に身動きせずに灰色の曇天を眺めていると、雪が降っているのか、それとも己が空に落ちてるのか判らなくなる。何も無く、何者でも無い。心細く、けど突き抜ける様な清々しさ。

人に声掛けられるまで、時を忘れて眺めてた。




透明な水底に沈んだかと錯覚する静かな空をふいに思い出す。どういう訳か空気まで青色に染まっててそれが徐々に薄まった頃に芽吹きで一際柔らかな山の稜線辺りの空が白くなる。暫く寝ぼけた頭でぼんやり眺めてると静謐を打ち破って眩しい太陽の光が辺り一面を照らして、鳥の声が一層高く高く響く。




不可解な苛立ち、消化不良の熱が体の奥で蟠って、地を蹴り走り出す。

熱気の中を振り切り駆けると風の音が痛い位に響いて、力任せに走ってたら、夏の日差しを浴びて濃い緑の中、むっとした草いきれと絶え間ない蝉の声がうるさい。

空には嫌になる程高く晴れた空。東の方角には沸き起こる入道雲があるからこの後雨が降るかも知れない。

雨を降らせた雲が流れて日が暮れて空にぼんやりとしてた星が次第にはっきら見えて、静かに瞬いてる。

眺めてたら、汗やら雨と共に気も晴れた。




夕暮れの見る間に変わる色合いのその一瞬見せる薄い、青と紫と白と紅の混ざった何て言うか判らない色合いの瞬間が好きだった。それを少しでも近くで眺めたくて高台に上がって見てた事があった。
特に秋の夕暮れはあっという間に次々に色彩が現れては消え、表情を変えるから好きだった。 


あの時、同じ景色を見てた奴が居た。

ソイツが何を感じて見てたか知りたいと思った。

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195 :更木剣八
2011/12/18(日)00:00:04

転がる


ここ暫く休み無しに走ってた。半ば好きでした事とは言え、体をゆっくり横に出来ないのはちぃとばかし骨が軋む。 

長距離移動の後、馴染んだ風に吹かれて浮かぶのはお前の事で、急に力が抜けた。 

ンだけだ。

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