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┗2082.【馬酔木】(10-14/129)
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10 :
藍染惣右介△
2009/02/06(金)02:03:28
2009/02/05 22:05~
少し重度のある案件を処理したその刻に、
彼の方を想い、無性に焦がれ神機を開いた。
―…ああ、貴方と言う方は。
まるで蝶が蜜を求むかのように惹かれたのは、こういうことか。
とても狂おしく貴方を軋む程にこの腕に。
強く強く強く強く抱き奪い、
深く、甘く、狂おしく、愛おしく、
我忘れる程に啼かせ狂わせ叫ばせ魂まで己が魂へと融かしたく。
その刻まれた文字に口吻けを落とし、静かに懐に収め残りの案件を。
只今、戻りました。
漸く辿り着いた愛しき温もりへ寄り添ったなら今一度、その頬に触れて貴方の内に秘めた熱を想う。
ねぇ、隊長。
貴方の熱を狂おしい程僕にぶつけてくれたなら。
僕は喜んでその烈火へと投じよう。
そしてこの身焦がして貴方を抱くその熱に、僕は恍惚を覚えるだろう。
御休み、愛し君。
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11 :
藍染惣右介△
2009/02/08(日)03:57:14
どれほどのものを抱えていたのだろう。
誰しも、胸中に忘れ得ぬ砕かれし破片を持つのだろうか。
―…だからこそ求め惹かれ合うのだろう。
砕けた破片を合わせ、奇跡の様に嵌まり合う者を。
出逢いに、感謝を。
貴方と、貴方へ。
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12 :
藍染惣右介△
2009/02/10(火)00:46:18
……………悶えるに絶する宵闇に浮かぶは無情に艶めく月。
この世で一等に翻弄する唯一の御方は、あまりにも。
―…無垢な寝顔で。
その寝顔を前にしては酒気か熱情か火照る唇に口吻を滑るにしか及ばず。
そして寝顔見る内に倖に満たされる己に呆れてしまう。
良い夢を見ているといい。
さて、寝ようか。
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13 :
藍染惣右介▽
2009/02/11(水)04:24:37
僅かな晩酌に任せたつもりが、やはり醒めてしまったな。
月が綺麗だ。
…それにしても、
厄介な病だね。
処方はどうしようか。
君が選ぶといい。
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14 :
藍染惣右介△
2009/02/11(水)19:31:40
我儘なひとだな。
…そう望むのなら、そうします。
けれど、御自身で忠言した句であろう
>言葉ひとつが命取り
それは憶えておくと良い。
本日は少し遠出を。
休みの合間にこういう時間も必要だと、沁み沁み。
現世の、海はいい。高い空に映えた夕暮れはなんとも言い難く…あまりに美しく、穏やかで。
ただ瞼を閉じ波に聞き入り、薄らに見据えて夕闇を見届ける。
還り着き、
部屋から覗く夜空も昨夜とは一段と違うようだ。
心持穏やかに仰ぐ。
…さて、ゆっくりと湯に浸かろうか。
今日は体が冷え過ぎてしまった様だからね。
上がる頃には、起きていらっしゃるのだろうか。
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