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┗2304.Mement mori(6-10/12)
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6 :
松本乱菊
2009/08/08(土)02:33:38
シンドローム
‐眠り姫 症候群‐
(深く深く眠る。)
貴方の接吻を頂戴できたなら、あたしは再び目を覚ましましょう。
一世一代の大勝負、
負けは目に見えてはいるけれど。
それでもあたしは、____。
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7 :
ウルキオラ・シファー
2009/08/09(日)22:09:24
‐海馬に刻まれた、何か‐
何時、何処で、誰が。
そんなものは、記憶にさえ残ってはいない。
だが、頭蓋骨の中、数多の脳細胞が電気信号を発する。
この俺に、温もりを教えた“何か”が存在したことを。
そして、それを俺が“愛した”ことを。
(意味を為さない、記憶の残骸。)
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8 :
ウルキオラ・シファー
2009/08/24(月)05:47:36
‐fait accompli‐
誰が正しいのか
何が正しいのか
考えるだけ、無駄だ。
偽善と欺瞞と犠牲に溢れた世界に、正しいものなど存在しない。
誰か正しいのか
何か正しいのか
答えは、否。
(つまりは、既成事実に洗脳された存在)
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9 :
ウルキオラ・シファー
2009/09/07(月)02:11:25
‐一等星は孤独だ、と‐
誰かが言った。
己の輝きで周りの全てを消し潰すが故に、己以外の存在に気づくことができないのだ。
そう言って、その誰かは笑った。
はたして、そうなのか。
始めから己以外を感知できないのなら、
他の存在を知らずに過ごしてきたのなら、
それを“孤独”と認識することは、ないはずだ。
(そうして出来上がった自己中心的な世界に、お前はいるのだろうか)
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10 :
松本乱菊
2010/04/06(火)13:53:46
‐楔‐
それは酷薄で、けれど甘美な唯一の証。
貴方があたしに打ち込んだそれは、堪えずあたしに痛みを与えるけれど
その痛みこそ、貴方からの最期の愛。永久に消えぬ想い。
大丈夫、貴方がくれた痛みがあるから愛があるから想いがあるから、あたしまだ生きてるわ。
御免と言って、赦してと言った。
涙声で紡いだ言葉の、その裏側の気持ち。それもあたしは知ってる。解ってる。
いっそ貴方の元へいってしまいたい、
けれど貴方の楔はそれを赦さない。
深く強く打ち込まれたそれが、時間を経て自然と朽ちた時
その時を迎えてやっと、あたしは此処から貴方の元へいけるのよ。
それが貴方の望んだこと。
貴方があたしの願いを叶えようとしたように、あたしは貴方の願いを叶えたい。
(あたしは、貴方を忘れない)
そして、いつかまた…──
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