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┗2305.Solo.(31-35/200)
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リロ
31 :
スターク
2009/08/01(土)13:47:58
いつのまにか何もかも変わっていた。
昨晩、在る戯曲家がフィナーレを飾った。
鳴り止まぬ喝采に薔薇は燦然と舞い散る。
観客が立ち上がり断続的な拍手を送る中、唯一点を見据え呟く、Brava.
oはaに捧ぐ、故にbravoは正しくない。
…届くと良い。
届かなくても良い。その方がいい。
劇場を後にした。
鳴り止まぬ歓声を背に置いて。
孤独を感じるのは唯一の、__を持つ為だと。
爺は抜かしたが、あながち間違っちゃいないよ。
ワケ解んねぇ感想を想い重いに扉を開けると追い風にふわりと掌にひとつの花弁が乗る。
…見送りにしては、上々。過ぎた餞別くれるじゃないか。
それを食む。ウォッカが呑みたくなった。
有難うよ、女。
ホント、薔薇は嫌いだね(笑)
Luglio 31, io lo dedico a sola
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32 :
スターク
2009/08/01(土)19:07:45
リリネットに何聞いてるんだと耳からイヤホン外され、
ユルい曲だとつっ返された。
…癖なんだよ、
激しい事やらされる前にスローなモンを聴くのが。
集中力上げるにはオペラが丁度良くてね。
より、スローなLargo
極限の穏やかさ
偶にそのまま眠っちまう。まあそれぐらいがいい具合で。
イタリア語は舌滑り声帯に良く合うから良い。
お上は大層スペイン語が気に入りの様だが。
Han/del 【Om/bra ma/i fu】
―嗚呼、寝過ごしたりしねえから安心しろ。
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33 :
スターク
2009/08/02(日)02:33:07
俺は解放せずに、またあいつも卍解せずして。
これだけ愉しめるとは流石に思っちゃいなかった。
面白いヤツ居たもんだね。
浦原喜助。
次は否が応でも引き摺り出させて貰うぜ、あんたの卍解。
…ラストの携帯なんたらは要らねえよ、阿呆。
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34 :
スターク
2009/08/03(月)02:20:14
夜明け近く一度目を醒ます時に掌を眺める事。…直らないね、この癖。
朧げだが確かに映るその掌に。
確かめるかに握り締めるその後にふと幾度となく、
年月を重ねて往く程、この中に包める《護れる》モンの儚さを思い知っていった。
……他は他でなんとかしたらいい。
如何した処でどうにもならねーだろう。
如何にかできるなんて云うモンの方が痴がましい、
取り敢えずはこの掌に包むものを、
この状況で何言ってんだ俺は
ああ、ホント馬鹿だと思うよ(笑)
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35 :
藍染惣右介
2009/08/06(木)02:46:53
>SOLA 【Forget me not】
ソラに架ける虹へ。
八月三十一日。
終わりで、始まりで、続き。
一から始めたいと伝えてくれた。
月光纏う貴方の淡くも深い眼差しの奥に、涙が零れそうだった。
この笑顔を、どうか。
護らせてください。
誰に祈りもしない。
僕が、
私が、
貴方を。ずっと。
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