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┗2398.drops.(おしまい)(71-75/159)
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71 :
小島水色
2013/03/24(日)04:38:26
ぼくらの胸の中に逃げ込んだあの子
あの子の胸の中から逃げ出したぼくら
ぼくらは決めた
あの子は決めた
求めないよ
自分で自分を貫くために、
ぼくらが戻り
あの子が戻る
>見つめる先は前でも後ろでもない
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72 :
更木剣八
2013/03/24(日)16:08:07
ここから一歩も動けねえ。
どんなに苦しかろうが、痛かろうが、動けねえ。
テメーのせいだっつっても、知らねェ振りしやがる。
だが、動こうと思えば動けるくせして、動かねえのは俺自身だ。それを「動けねえ」だのと、誰かに縛られてるみてえにな。
俺の心を縛ってやがるのはテメーだが、縛られてンのは俺なんだな。
胸糞悪りィが、テメーの寝顔見りゃァそんなに悪くもねえと思える。
>膝の上の桃色
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73 :
荻堂春信
2013/03/25(月)04:54:59
目が眩んで胸が震えた。
彼は大切にするべきものを知ってる。
胸の中の誰かさんのせいで息が詰まりそうになった。何なんですかねアレ。
僕かなり恥かいたんじゃないですか。
戻って来て最初に言葉を交わしたのが彼で良かった。
今日の為に、桜の散りが少しでも和らぐよう祈るくらいはやってもいいですよ。なんてね。
肩慣らしのつもりと、酔いに任せて軽く飛び込んでみただけだったのになァ。
帰る頃には酒の余韻も、余力もゼロ。地を踏み締める足に、どうも重みが増した気がして。
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実は全然気付いてませんでした。僕はあの時も彼に、同じように心の底を揺さぶられちゃってた気がするんですが、記憶違いですかね。…そうだと良いんですけど。
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74 :
荻堂春信
2013/03/25(月)23:07:00
虚空を吹き抜ける風を撫でる
その指先に密かな愛を託して
勢いを削いでしまわないように
向かう先を変えてしまわないように
ほんの僅かでも僕の何かを纏って欲しいと願いながら
そんなものは気にも留めずに吹き抜けて行けばいいと思っている
風の巡りを、僕は同じ場所で待っている
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くそ真面目な人はあまり好きじゃあなかった筈なんですが。
感謝してますよ。
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あなたなのか分からないし、もしそうだとしても怖くて触れられずにいる臆病者は此処です。
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75 :
荻堂春信
2013/03/26(火)20:13:58
寒さが苦手な貴女は、冬の後ろ姿を追うようにしてひっそりと顔を出す。
少し恥ずかしそうに縮こまっているのも束の間、春の陽気に擽られて一度口許が緩んだなら、綻ぶようにして華やかな笑みを浮かべて。
陽の下で朗らかに微笑んでいたかと思えば、夜には月や星も恥らう程の艶やかさを魅せて僕の目を捉える。そしてちっとも離れてくれない。
何度でも見惚れ、恋焦がれ
永遠に見つめていたいと僕が願うのを知りながら、貴女は当然のように踵を返してしまう。何の未練も残さずに。
それを感じ取るや堪らなく寂しくなる僕にとって、せめてもの救いは、貴女が涙を流してくれることです。止め処無く散らす涙が、とても綺麗だ。愛しい人が今まさに去らんとしているというのに、僕は惚けて見入ってしまう。
漸く気付いて手を伸ばしても、貴女はするりするりと上手に逃れるからとてももどかしい。全く、ほんの少しだって待ってくれないんですから。
そうしていつの間にか、青々とした夏の中に、上手い具合に溶け込んでしまっている。
貴女を留めておくことは絶対にできないと僕は知っています。だからいつも強く目に焼き付けている筈なのに、季節が巡って再び訪れる貴女は、はっとする程美しい。貴女がどんなに綺麗か、寸分違わず絵の中に収めてみても、言葉を尽くして書き表してみても、流れる時の中で貴女と向かい合うその瞬間に感じるものには及ばない。
何も残してくれないし、何も残させてくれない。だから、なんですかね。
そんな貴女に、僕は何度でも恋をします。何度だって、初恋のように。
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