...ＪＯＫＥＲ(終)

綴一覧
┗2407....ＪＯＫＥＲ(終)(30-34/158)

30 :六車拳西
2009/08/04（火）18:05:36

>=====================
　逢瀬記録
季節部屋於
>=====================

18:30から季節部屋にて七夕以来約一ヶ月ぶりの逢瀬。
俺が先に待ち合わせ場所に到着、少ししてから慣れてねえ下駄を鳴らしながら来た藍色の浴衣を身に纏った一護。漆黒の生地に裾に虎の舞う浴衣を来た俺に一言、『ヤンキーみたい』。背後は某漫才番組、赤絨毯風に言えば中笑い。
流すに流せず軽く冗談を垂れて、一護の手を引いて祭に繰り出した。相当下駄に慣れてねえと見てとれる一護の足元を気にしたり、俺の歩幅に合わせようとする様子に不覚にも可愛いと思ったり。

二回射的をした。
戦利品は某美少女戦士の仮面、どうでも良い萌え系フィギュア。係員が引き攣った笑顔で俺に手渡してきたが、誤解して欲しくない。趣味じゃねえよ。
本当はピカ…ピカチ○ウ？の縫いぐるみを狙ったんだが、不覚にも変化球を打ってしまった。断じて下手ではねえ。
仮面は俺が引き取り、フィギュアは一護があまりにも欲しいと駄々をこねたからあげた。…話を合わせろ一護。

その後に一護が食べたいと言ったブドウ飴を買った。…ブドウ飴は聞いた事がなかったな。
飴は俺の好みの味じゃなかったが、隣で美味いと微笑む一護が美味かったです。
瞬歩で鳥居の上まで行って、その場に腰掛け一護を膝に乗せたまま夜景(を見る一護)を見た。夜景を見て綺麗だと言う横顔はやはり何処か幼く、胸にずきりときた。
一ヶ月ぶりの一護の体温、浴衣から覗く肌、羽目を外しかけたが何とか抑制。首筋に顔を埋めて少し甘えた。
口付けたり頭を撫でたり、一ヶ月逢えなかった分優しくしてやりたかったが俺の刻限が迫った為に鳥居から降りて帰路に着いた。
勿論一護の手を引いて。

十日までにもう一度逢う予定。
盛大な惚気は次回の逢瀬記録で。

一護、また来年祭に行こう。
次はちゃんとてめえの欲しいモンを射的で落とすから。
愛してる。

.

[返信][削除][編集]

31 :六車拳西
2009/08/05（水）11:39:05

大人になる事。
ガキの頃は、強い親の背に憧れた
酒を飲み煙草を吸う大人に憧れた
規則に拘束されねえ大人に憧れた

人は皆、誰しも生まれ落ちた時は平等で清く、無知。
呼吸をして喜ばれ、微笑む事を知り、遊ぶ事を知り、話す事を知り、立つ事を知り、友情を知り、愛されている事を知り、愛する事を知る。
成長し、少し世を見た時から徐々に生まれ持った平等や清さを失い、穢れた知識を身に付ける。
人は人を殺める事を知り、弱き者から消されていく世を知り、所詮一番可愛いのは己だと知る。

大人になりたいと願った幼少。
幼少に戻りたいと願う今の俺。

幼い頃の写真を見付け、今の自身の汚さに嘲笑。後に奥歯を噛み締めた、朝の事。

失ってから気付く尊き純情。

.

[返信][削除][編集]

32 :六車拳西
2009/08/05（水）17:48:54

>私信

>『lunacy』‐阿近さん‐
私信有難うな。前回も阿近さんの持ち込みバトンを勝手に拝借させて貰ったんで返信は不要との事だったが、その礼も兼ねて敢えて私信を飛ばさせて貰う。尤も、そちらさんはこれを見たからといって返信は不要だ。
バトンの内容を友好的に受け取って貰ったみてえで嬉しかったぜ。俺も阿近さんの綴りを見て、思考共に嗜好の共感出来る部分は多々あったんで、そちらさんからそう言ってくれるとは光栄だ。
ギリシャ神話や日本史、中国史は試験で点にならない様な事ばかりの雑学を好んで独学。和を好むのは人種として普通…と思っていたが、共感出来る奴が意外と少ねえんでこの件に関しては俺にとって阿近さんの存在はでけえな。
そちらさんと話せば何かと学べそうだ、運命が赦せばいつか控え室で逢いましょう。
俺も阿近さんの綴りは上がる度に目を通させて貰ってる。これからも愛読させてくれりゃ幸い、マイペースはお互い様っつう事で。
惚気の方は期待を裏切らねえ自信あるんで安心してくれ。
じゃ、長々と失礼したな。再度、私信感謝。

[返信][削除][編集]

33 :スターク
2009/08/05（水）22:36:14

もう少しでアンタから離れなきゃならねえってのが、俺に酷い虚無感を与える。…困ったモンだな。
全くいつ帰ってこれるんだか。

>----------------------------

俺にとってアンタの存在は思ったより大きい様だ。優しいその笑顔が、いつの間にか俺の心に巣くっていた。どう責任取ってくれるんだ？…なんてのは淋しいあまりの冗談。
今日は忙しかったんだろ、ゆっくり休めよ。お疲れさん。
お休み、また明日な。
…あー…愛してるよ一護。

…俺が愛を囁くのは可笑しいか。

ま、兎に角行ってくるな。

[返信][削除][編集]

34 :フィンドール・キャリアス(主)
2009/08/06（木）11:21:28

>半

ふと副隊長の声が聞きたくなり、私との美しき戦闘の回を見た。

斬魄刀を解放して、動きの全く読めない風死を操りながら君はこう言ったな。

>そうか。俺は怖い

否、格好良すぎる君が怖い。

．

[返信][削除][編集]

▲|前|次|1-|新|検|書|リロ

[戻る][設定][支配人の部屋]