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2429.レミニセンス
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161 :
市丸ギン
2013/07/07(日)01:52:48
今日が何の日か・ゆうと。
そらまァ七夕なんやけど。
川縁に連れて行って笹舟でも、なァんて考えとったのはキミを誘うまで。
途切れてからずっと閉ざしとった月時計を開いた。隠しとったんは大事なモン。
少ォし色褪せた二枚の短冊。
そこに書かれとるのは………ん、こらボクだけの秘密。
それを見たら、七夕よりもしたいことが出来たんよ。
言うたやろ?キミの願いはボクが叶える。
せやから今夜の逢瀬やった訳で。
はしゃぐキミが可愛らしかった。
百合の花も似合うとったし、花火に照らされて余計に綺麗に見えた。
せやけど、ずんずん海に入って行くのはあかん。抱き上げたのはキミが波に浚われへんように。…なァんて?
おやすみ、愛しいひと。
キミの夜が優しいように、眠りが穏やかであるように、ボクの腕に閉じ込めるよ。
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他人様の綴を覗くことも久しい。
もしやボクのことですやろか?ほんならおおきに。
とどのつまり、ボクもあの子もお互いがおらなあかんのですわ。やから今、えらい幸せです。
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