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┗2492.ドFの花道(131-135/200)
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131 :
阿散井恋次
2011/08/30(火)09:25:42
此の河岸に流れ着いて約三年。
其れより以前は流れ着いた年数の二倍の刻を戦さ場に身を窶して日々闘う事のみに明け暮れていた。
女を抱くのは恋慕の情ではなく勝者の証として種を植え付ける単なる生殖行為。
男に隷属を命令されても逆らえないのは敗者の烙印を肉体のみならず精神まで焼き鏝されたから。
其処に在るのは上辺だけの仲間意識
綺麗に微笑む笑顔の下で何時裏切るかを虎視眈々と狙い
愛や友情を語る相手が何時裏切るのだろうかと戦々恐々と震え
瓶壷の中に数多に放り込まれた生物と喰らい合い潰し合い、自ら蟲毒に為らんと血で血を洗う生活が日常だったあの頃。
気狂いと聖人の狭間に揺蕩う姿。
己が信念貫く為に如何なる犠牲も問わぬ姿。
ただ只管に血肉沸き踊る戦いを演じられる強者を求めて流離う姿。
闘う事が嫌で仕方ないなのに逃げる事も退く事も赦されずに戦いを強制されて泣きながら戦場に立つ姿。
静 と 動
弱者 と 強者
武士道 と 外道
愛も友情も無い。全て総てが闘う事だけを培う為に生まれ育ち、そして朽ちて逝く。
そんな彼の場所を過去を……今更になって少しだけ懐かしく思う時がある。
真の実りを分ち合える仲間と呼んでみてえと思う連中と知り合える満足感
惚れて惚れ込まれて愛を語らう事に幸せを感じる充実感
自律神経と副交換神経を安定させてくれるような微温湯のような現状に不満は無い。
が、今一度戦う事に脚を浸したくなる。檜佐木さんごと掻っ攫って――
ヘタレ小心者間抜けの三拍子揃っているアンタだが根底に在る性根は俺等と同じなんだ。…戦場に戻る事、嫌じゃねえだろ?
>ッ、……阿散井。俺は…っ…
……なんて冗談ッスよ。俺だって一護に恨まれるのは御免ですからね。
されとて
一度思い出してしまえばふつふつと湧き上がる欲を抑え込むのは如何ともし難く。
優雅や華麗など美麗な戦いではなく血生臭く人の正負の心理を織り込んだ泥臭え戦いを。
斬撃でも白打だも鬼道でも何を手繰ろうと斬り結ぶ以上、己の勝ち姿は無論負け様までも然りと心得られてる奴が居らば今一度立ち会ってみてぇ…。
そう言や……あれから此処では一度も抜いて無かったからなー…。腕、訛ってなきゃ良いが。
前方に進む足取りは無造作。だけれども最期の右足。その一歩鋭くダンッと地面を踏み込めば親指鍔を押し上げ。
拵えより鯉口切ったと同時に膝をやや曲げて前傾に腰を落しながら手早く右手を柄に掛けん。にて小指中指に尤も力を込めながら甘握りするや否や、
更に肩を入れた右半身を低く屈めながら拵えから抜刀して見せようか――。
刀身の反りの軌道のままに鞘の内を滑る太刀を握る右腕も当然弧を描く様に奮い刀身の遠心力に脚捌きは逆らわず
切先右に薙ぎつつ前に踏み込む右足を軸に後方の左足をやや斜め前へと摺足で地面を擦る。
右前の構えから左前構えと移行すれば、その右に薙いだ刀身の切先を下段に向けし構えの名は―右車の脇構―
なんてな。
ふつふつ湧き上がる欲を今直ぐ発散させる事は出来ないから仕方ねえ。
任務前に水っ風呂でも一丁浴びるか。
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132 :
檜佐木修兵
2011/08/31(水)08:23:30
教えて。修兵先生ー。
ちょっとばかしくたびれた現世の平服にネクタイを締め、白衣纏って折りたたみ式の金属棒片手に眼鏡男子を気取った俺の姿を想像してくれりゃありがたい。
ンで何なに。……疑問浮上、と。
ダンゴムシのダンちゃんってのは、……。
いや、一々丁寧に教えてやるのが教育じゃねぇわな。
テメェで辞書引いて調べてみる方が達成感ってモンが得られるだろうよ。
なんで優しい修兵先生が幾つかヒントをくれてやっから自力で頑張んな。
『ダンちゃんと煽られてる綴りでの書き込み。――何頁目』
【対する此方のうっとりとした独り言。――何頁目】
『それ対して更に反応した相手がつけた命名。――何頁目』
ま、双方がさごそ頁を漁ってけばお前さんの疑問に対する答えが載ってる。
ンな難しい問題でも無ぇから、ちょっと手間掛かるが頑張って調べろよ。
そうすりゃアレだ。
>凍解氷釈
>疑問や問題が氷が解けてなくなるように解決するだろう。
あ、気が向けば答え合わせ遣っからなー(笑)
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133 :
阿散井恋次
2011/09/06(火)10:26:08
>七、七、七、五
>二十六文字の情之謳
都都逸作って偶には謳うかと考えて歌詞つらつら思うが侭に筆を奔らせていたら
完成間近で総て消失。
だあああっ、もう情に任せて書き込んでたから一言一句書いた傍から覚えちゃいねえよ。
あーあ、こりゃ謳うなってカミサマのお告げらしいんで不貞寝決定。
>阿散井恋次、袋小路まっしぐら。
抜け出す切欠は解ってるが其れを行動に移せねぇ
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134 :
檜佐木修兵
2011/09/07(水)10:04:56
ただ天気がよければ洗濯をしてやって西瓜を食うだけのつもりだった。
実際には今にも降りそうな曇り空だったから洗濯は諦めて風鈴出だして相手が用意したラムネを頂いたンだけど。
そんなアイツと過ごす二回目の夜の話
>死神代行が綴ったら続きを、と言ったが書きたくなったので勝手に記します。どんな風に感じるかはお前次第。
初対面だった控え室での会話が本当にくだらないほど笑っちまう馬鹿話だったから今回もそんなノリで過ごすんだと思い込んでいた。
>否
場所が下ではなく上の階だったので、そう思い込むようにしてた。
例え馬鹿話しかしないと思っていても、其処は連絡も無い相手を待つ身。何か恋次に不義理を働いてる気がしてどうにも内心は落ち着かぬ。
それを知ってか知らずか。
死神代行の第一声は
>奥さーん、ハンコお願いしゃーす
今だから言えるけど、あやうく茶を噴くところだったっての。
恋次に飯を作ってやると、時たま奥さんみたいだとか新婚みたいとか、ンなの冗談だと解っていても言われる都度ホントは嬉しくて…だから死神代行に人妻だろって言われた時は
嗚呼。俺、まだ恋次と付き合ってるんだな…
なんて妙に実感して嬉しさと会えねぇ寂しさが入り混じった。
とは言え
>俺は何時か乱菊さんを娶るって壮大な野望があるんだ。
それに人妻でなくどう見たって旦那向きだろ?
なんて自信満々に言ってみるも、尻に敷かれるどころか座布団、いや酒台止まりと言われてしまって…正直ぐうの音も出なくてアレは悔しかったなァ。
うん。まぁ、尻には敷かれてみてぇけど……げふんげふん(咳払い)
ともあれ。
いま思い出しても、多分話しの入りからして雲行きは実際の空と同様に怪しくなっていったのかも知れない。
>初対面の時とは違って何となく少し強気な態度。
>馬鹿話してたテンションとは異なり落ち着いた雰囲気。
>所々に感じるアブローチ。
一度目の時は気がする程度にしか聞こえなかった警戒音が二度目は鐘の音高らかに警鐘促している。
途中の会話内容はすっ飛ばすが
巨乳じゃ勃たねぇと言った台詞を無視すりゃいいのに、
俺。何で「なら何で勃つんだ?」なんて聞いてんだよっ。
それに対して野郎同士の下世話な話しとして返事してくれりゃ…まだ茶化すコトも出来たってのに
勃つかどうかはさて置き、お前の言う好みって……あれ、間違いなく俺のコトだろ?
固有名詞は出されずとも
>頭を撫でる手が
>卓越しに此方を見る眼差しが
>真直ぐな心が
総て俺を対象に言ってるンだと雄弁に物語ってる。
だから――怖くなった。
怖くなったから言われた事が笑い飛ばせなくなり、
募る怖さが怒りに変った。
四の五の言ったところで結局は犯りてぇだけが目的なんだろ。
>今はちゃんと解ってる。本気で俺の不器用さを心配してくれてたんだろ?
寂しい相手の心情を物分りいい言葉使って揺さぶれば簡単に転がせると思ってんだろ。
>ただ――自分を頼って欲しかっただけなんだよな…。
弱味を握られた気がして
自分なりに頑張ってたつもりの意地を易々と踏み躙られた気がして
この話に触れずに放っといてくれたら良かったのに…。なんでこんな抉られるような思いさせられなきゃならねぇんだか訳が判らずに、ただ悔しくて苦しくて
逃げるように
>気道が狭まって息継ぐ度に震える喉で鼻水で濡れる鼻を啜り、泣声噛み殺しながら相手を残して部屋から飛び出した。
部屋に残された死神代行がその後どうしたかは今だに知らないし、俺も逃げ出した後のコトはよく憶えていない。
此れが死神代行と過ごした二度目の夜の話
>>135に続く
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135 :
檜佐木修兵
2011/09/07(水)10:08:08
>>134からの続き
普通なら此処で関係は終って可笑しく無いのだが、雲行きが怪しくなる前に浴衣姿で夏祭りに行くって約束をしてたモンだから、最期の最期にせめて其れだけは果たそうと。
祭りにだけ行ったら
本当に此れを最期にして死神代行とは縁を切ろう。
俺よりもっと素直に助けを求めて手を伸ばしてるヤツが。可愛気の在る奴が沢山居るンだから、その中の誰かと付き合った方が死神代行も幸せになれるんじゃねぇかなって。
何もこんな面倒臭ぇ男を選ぶ必要も無いだろう……。
なんて
一抹の寂しさみてぇなモンを感じつつ考えながら
約束した祭り当日。
穿界門を開くべく、斬魄刀を刺して開錠して――みるも
……あ、あれ?え、?全然鍵が開かねぇンだけどっ?!…穿界門が開かねぇ。
>ひ、檜佐木副隊長っ!!大変ですっ。
お、おう。ンなに慌ててどうした?ってかコッチも大変なんだ。穿界門が何したって開錠しねぇンだけど。
>技術開発局から、その穿界門の回線が契約上とやらの問題で遮断されており、復旧するには再契約の手続きが必要なので、最低でも10日以上は現世にも何処にも繋がらないとの連絡が届きました!
…は?
………はいぃぃっぃい?!
原因は俺の単純ミスで手続きやら復旧作業は直ぐに済んだものの穿界門は予定されてる日数の間使用するコトが出来なくて祭りは延期せざるをえなくなった。
嗚呼。やっぱり縁を切れってコトなんだろうな…
とは言え泣いて逃げ出した手前、此の侭黙って消えるのも気が引けるので伝令神機で死神代行へ伝言を記し、謝罪するの為に蝶を交換する運びと為った。
>当時
此れが死神代行と俺の関係が大きく動き出す切欠になるとは思いもせずに……。
続きはアレだ。
訊いてみてぇって物好きが三人居たら綴るかもな。か、気分次第(笑)
なんて書いたら三人居て驚いた。やっぱり気分ってコトで。
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支配人の部屋]
134 :
檜佐木修兵
2011/09/07(水)10:04:56
ただ天気がよければ洗濯をしてやって西瓜を食うだけのつもりだった。
実際には今にも降りそうな曇り空だったから洗濯は諦めて風鈴出だして相手が用意したラムネを頂いたンだけど。
そんなアイツと過ごす二回目の夜の話
>死神代行が綴ったら続きを、と言ったが書きたくなったので勝手に記します。どんな風に感じるかはお前次第。
初対面だった控え室での会話が本当にくだらないほど笑っちまう馬鹿話だったから今回もそんなノリで過ごすんだと思い込んでいた。
>否
場所が下ではなく上の階だったので、そう思い込むようにしてた。
例え馬鹿話しかしないと思っていても、其処は連絡も無い相手を待つ身。何か恋次に不義理を働いてる気がしてどうにも内心は落ち着かぬ。
それを知ってか知らずか。
死神代行の第一声は
>奥さーん、ハンコお願いしゃーす
今だから言えるけど、あやうく茶を噴くところだったっての。
恋次に飯を作ってやると、時たま奥さんみたいだとか新婚みたいとか、ンなの冗談だと解っていても言われる都度ホントは嬉しくて…だから死神代行に人妻だろって言われた時は
嗚呼。俺、まだ恋次と付き合ってるんだな…
なんて妙に実感して嬉しさと会えねぇ寂しさが入り混じった。
とは言え
>俺は何時か乱菊さんを娶るって壮大な野望があるんだ。
それに人妻でなくどう見たって旦那向きだろ?
なんて自信満々に言ってみるも、尻に敷かれるどころか座布団、いや酒台止まりと言われてしまって…正直ぐうの音も出なくてアレは悔しかったなァ。
うん。まぁ、尻には敷かれてみてぇけど……げふんげふん(咳払い)
ともあれ。
いま思い出しても、多分話しの入りからして雲行きは実際の空と同様に怪しくなっていったのかも知れない。
>初対面の時とは違って何となく少し強気な態度。
>馬鹿話してたテンションとは異なり落ち着いた雰囲気。
>所々に感じるアブローチ。
一度目の時は気がする程度にしか聞こえなかった警戒音が二度目は鐘の音高らかに警鐘促している。
途中の会話内容はすっ飛ばすが
巨乳じゃ勃たねぇと言った台詞を無視すりゃいいのに、
俺。何で「なら何で勃つんだ?」なんて聞いてんだよっ。
それに対して野郎同士の下世話な話しとして返事してくれりゃ…まだ茶化すコトも出来たってのに
勃つかどうかはさて置き、お前の言う好みって……あれ、間違いなく俺のコトだろ?
固有名詞は出されずとも
>頭を撫でる手が
>卓越しに此方を見る眼差しが
>真直ぐな心が
総て俺を対象に言ってるンだと雄弁に物語ってる。
だから――怖くなった。
怖くなったから言われた事が笑い飛ばせなくなり、
募る怖さが怒りに変った。
四の五の言ったところで結局は犯りてぇだけが目的なんだろ。
>今はちゃんと解ってる。本気で俺の不器用さを心配してくれてたんだろ?
寂しい相手の心情を物分りいい言葉使って揺さぶれば簡単に転がせると思ってんだろ。
>ただ――自分を頼って欲しかっただけなんだよな…。
弱味を握られた気がして
自分なりに頑張ってたつもりの意地を易々と踏み躙られた気がして
この話に触れずに放っといてくれたら良かったのに…。なんでこんな抉られるような思いさせられなきゃならねぇんだか訳が判らずに、ただ悔しくて苦しくて
逃げるように
>気道が狭まって息継ぐ度に震える喉で鼻水で濡れる鼻を啜り、泣声噛み殺しながら相手を残して部屋から飛び出した。
部屋に残された死神代行がその後どうしたかは今だに知らないし、俺も逃げ出した後のコトはよく憶えていない。
此れが死神代行と過ごした二度目の夜の話
>>135に続く
135 :
檜佐木修兵
2011/09/07(水)10:08:08
>>134からの続き
普通なら此処で関係は終って可笑しく無いのだが、雲行きが怪しくなる前に浴衣姿で夏祭りに行くって約束をしてたモンだから、最期の最期にせめて其れだけは果たそうと。
祭りにだけ行ったら
本当に此れを最期にして死神代行とは縁を切ろう。
俺よりもっと素直に助けを求めて手を伸ばしてるヤツが。可愛気の在る奴が沢山居るンだから、その中の誰かと付き合った方が死神代行も幸せになれるんじゃねぇかなって。
何もこんな面倒臭ぇ男を選ぶ必要も無いだろう……。
なんて
一抹の寂しさみてぇなモンを感じつつ考えながら
約束した祭り当日。
穿界門を開くべく、斬魄刀を刺して開錠して――みるも
……あ、あれ?え、?全然鍵が開かねぇンだけどっ?!…穿界門が開かねぇ。
>ひ、檜佐木副隊長っ!!大変ですっ。
お、おう。ンなに慌ててどうした?ってかコッチも大変なんだ。穿界門が何したって開錠しねぇンだけど。
>技術開発局から、その穿界門の回線が契約上とやらの問題で遮断されており、復旧するには再契約の手続きが必要なので、最低でも10日以上は現世にも何処にも繋がらないとの連絡が届きました!
…は?
………はいぃぃっぃい?!
原因は俺の単純ミスで手続きやら復旧作業は直ぐに済んだものの穿界門は予定されてる日数の間使用するコトが出来なくて祭りは延期せざるをえなくなった。
嗚呼。やっぱり縁を切れってコトなんだろうな…
とは言え泣いて逃げ出した手前、此の侭黙って消えるのも気が引けるので伝令神機で死神代行へ伝言を記し、謝罪するの為に蝶を交換する運びと為った。
>当時
此れが死神代行と俺の関係が大きく動き出す切欠になるとは思いもせずに……。
続きはアレだ。
訊いてみてぇって物好きが三人居たら綴るかもな。か、気分次第(笑)
なんて書いたら三人居て驚いた。やっぱり気分ってコトで。