綴一覧
┗
2531.接吻の刻印
┗190
190 :
朽木白哉
2011/10/01(土)22:39:03
不意に金木犀の薫りが鼻先を掠めた。周囲を見回すが草木を見付けられない。嗚呼、もうその様な時期なのか。こうして日々を過ごす内に季節は巡り私は何かを得て、何かを喪う。傍らには孤独が寄り添う。暫し忘れて居ただけの孤独が。そう、私は変わらず…独りだ。其れを悉に自覚しただけ。然し、得も言われぬ哀しみが躰を包む。ただ、それだけだ。
[返信][
削除][
編集]
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]