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┗2550.黒縅 -終-(26-30/46)
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26 :
黒崎一護(虚)
2010/02/16(火)07:31:45
強さに勝るモノなんざねぇ
なァ、そうだろ王
軟弱な身体を乗せる騎馬は
常に強靭じゃねぇと意味を為さない
…これだけ言っても
沈まない、沈みきらない
王よ、つかの間の強さでも
見つけやがったかァ?
ハッ、一時の戯事だ
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27 :
黒崎一護(虚)
2010/02/16(火)21:18:42
時間切れ
温ィ、甘ェ、不安定
初めから放った言は一つ
降る雨が皮膚に張り付きやがる
止めやがれ、気色悪ィ
紅い血だろうが関係ねぇ
乾けば全てが、漆黒
刃は内に至極容易
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28 :
黒崎一護(虚)
2010/02/21(日)13:20:53
奴の血が赤いのは
含有の色素が赤いかららしい
薄く笑う奴を見下ろしながら
無表情で刀が帯びた赤に触れた
あんなにも儚く脆い体で
剥がねぇと見えない見せない
心って言葉がそうなのか
肉を斬ろうと骨を折ろうと
最後まで奴の中枢には
斬れも触れもできなかった
奴曰く俺は強いらしい
内に在るには奴は脆すぎると
強さ故の孤高
現に今外には雨は降らない
終いに、護る対象に俺も在る
なんて戯れ事を吐かしやがった
笑止、護らせなかったのは
お前だろうが
強さだけが価値
だが奴は首を振った
最後まで笑っていやがった
まだ、微かに雨が降る
残念だが俺は寒さを感じない
騎馬は飽きた、内に閉じ込める
外側は久しく皮膚に浸みる
破壊と創造、否…破壊と修正
ふと思い出せば試しに頬を斬る
触れる液体…----蒼い
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29 :
黒崎一護(虚)
2010/02/21(日)13:44:52
魂を抜かれた人間は
一対を為す鬼に添うだろう
だが忘れンな?
ヒトが強さ以上に求めたモノを
持つ限りは鬼に添い遂げる
ソレを含むカラダをしてやがる
自分を恨むんだなァ、クク
痛みを空気とする人間は
痛みの無い俺とは離反する
獲る痛みは全てくれてやれ
そうすりゃ傷を開くかもなァ
強さに平伏さない戦闘に
負けの言葉は使いたくねェ
決着は…ーー--不戦勝
ってことでどうだァ?
コノ鬼事は鬼の勝ち
終いだ、これだけの事
ただ鬼に興が湧いたぜ?
ハッ、流れる液体の色になァ
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30 :
黒崎一護
2010/02/23(火)21:19:29
騎馬が勝ろうが俺は俺
器だなんだと喚こうが
その形に生れついた命数
緩い流れに音無しでいれても
疾風怒濤には捲かれちまう
自我が殺される恐れが
滑稽にしか見えないだろうが
恐れに被われた皮膚に
良い空気なんて触れるはずねぇ
一度背に抱えると決めたなら
それが護る意味と根源
何よりも貫く意志を持つ塊に
中枢が揺らぐ事は無い
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