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2578.【一歩】
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107 :
阿散井恋次
2013/09/02(月)00:30:41
>―‐…お前は俺が守ってやる。だから、一生俺の傍に居ろ。
今更ながら随分と昔の事を思い出しちまったもんだよな。
あん時の俺は、この言葉の意味を全く分かっちゃいなかった。分かろうとしていたか…それも今となっては記憶の彼方だ。
>―‐…なら、君は僕が守る。だから、一生僕の傍に居てくれる?
お前から同じ言葉が紡がれて、初めて自分の無責任な言葉に気が付いた。
共に愛し合い、分かち合って来た。
それを今更好いた相手の後ろを着いて行くなんて、こんなにも哀しい事はない。
>共に歩ませてくれ。
せめて同じ路を辿らずとも、同じ場所から。
寝苦しい夜にふと掘り起こされた、淡い淡い記憶。
隣で眠る横顔は、今共に歩んで行けているだろうか。
気付かれないように、そっと顔を近付けた…
ら、蹴られた(笑)
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