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113 :
朽木白哉
2010/11/26(金)23:15:45
久しく暇のなかった夜の散歩に向かう。
季節は冬だな、冷たい風よりも印象深い澄んだ空気が心地良い。欠けた月があれ程眩いのは、この大気故なのか。
紅葉を兆した木々の葉は、何時の間にやら其の葉を各々染め上げ今や其の一生を次なる世代の為に終えようとしている。
私の囁かな抵抗など、世界を前に何の意味もなさぬのだ。
目まぐるしい影はやがて宵へと帰るよう、私もまた世界の喧噪へ紛れて消えるのだから。
>一寸先にお前の腕があったなら、私は迷わず行けるのに。
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