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135 :
朽木白哉
2011/02/20(日)14:05:24
>3月19日
梅の花が咲いた。
我が邸の庭に伸びる幹から白い華奢な花がその細い枝を飾りたてる。
小さな蕾の頃から見守っていた朧は開花した花の様子に首を傾げていたが、その香の良さは理解出来た模様。
お前が帰らぬまま春を迎えてしまった。
時は待ってはくれない。
未だわずか残る寒さのみが、季節が変わるのを拒んでいるようで愛しささえ残る。
今、どこにいるのか。
元気にしているのか。
私のこの声は、兄に届いているか。
きっと愚問なのだろう。
お前の蝶を疑いながらも待ちわびる私を、哀れと嗤うのか。
それとも
嗤う事すら、無いのだろうか。
距離は、果てしなく遠い。
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