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2669.怪我の功名
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78 :
藍染惣右介
2011/02/10(木)15:15:44
やれやれ、君のタイミングの良さには驚かされる。
覗かれているのだとしたら、随分…霊圧の制御が上手くなったものだ。
>(彼があの子に求めた物)
断る筈など無いと言うのに伺いを立てる律儀さが愛らしい。
だが、其れを言ってしまえばあの子も同じようなもの。染み付いた作法は育ちの良さか、それとも意識外での行いか。
>「――にならねえか?」
>「勿論、喜んで」
其の些細な遣り取りでさえで幸福と認識するあの子を知ったら
君はまた何時かのように「安い」と言って笑うかい?
だとしたら其れは錯覚だ。あの子が安い訳じゃない、行動に見合うだけの代価は受け取っている。
君の唇が紡ぐ言葉が、頬を撫でる掌が、力強く抱く腕が
其れら全てがあの子を満たすのだ。
君だから出来る
君にしか出来ない
君だけが思いのままに。
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