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2690.迎春花
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140 :
四楓院夜一
2011/09/08(木)19:13:46
>七
日付が過ぎたのは単にうっかりじゃ。
要らぬ心配をさせて済まんかった。
それにしてもこの一月は儂が心配を掛けてばかりじゃった気がするのう。
近頃は…いや、そもそもは初めから。厄介な事ばかりじゃったな。ゆっくり過ごす時間も中々取れず心配を掛ける。
以前の儂ならば己の誇りが傷つけられては我慢ならなかった。
己の惨めな姿を晒すくらいなら潔い終わりを望んだ。
しかし今、余計な全てを捨てて見れば
残るは只、愛しさ。
こうして口にするのが最早我儘であるとは知っておる。
それでもまだ、傍に居たいのじゃ。
平坦でも無く曲がりくねった先の見えぬ道だが、手を離さぬおぬしとだからここまで歩けた。
>また一月、その先も共に。
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