綴一覧
┗
2746.Oscuridad
┗168
168 :
ウルキオラ・シファー
2013/11/10(日)22:50:30
帰りを待ち侘びるという事。
昨日は一日中二人で惰眠を貪って過ごした。
寝床に潜り込んだ儘此の綴りに筆を走らせている訳だが、夜毎寄り添っているお蔭で霊圧や体温の名残が色濃く残る。
直に戻ってくるだろう。
だが、嘗て。
相手の温もりの名残など、疾うに失せた冷えきった寝床で。
何時戻るとも知れぬ相手を待ち続ける、気の遠くなる程長い夜もあった。
燕は番いの戻らぬ巣で、孵らぬ卵を抱え続けた。
待ち侘びる行為は同じ。
だが、此れ程に違う。
嘗ての俺に、重なる言葉。
[
返信][
削除][
編集]
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]