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2746.Oscuridad
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39 :
ウルキオラ・シファー
2010/11/09(火)22:05:56
癒し甘やかそうとする程に、自分も癒され甘え倒しているのだと。
今更ながら其れを自覚し、理解した。
捻くれた言動など、単に拙い照れ隠しに過ぎんのだと認めざるを得ない。
俺は未だ未だ、自分を識らないのだな。
何れ、帰還したお前をあの姿で出迎えてやろうと思う。
機嫌を損ねたら締め上げられそうだなどと言っていたのを思い出したら、揶揄してやりたい気持ちが湧いてきた。
手を伸ばすより早く届く事だしな。
不意打ちで毛布の下から伸ばしてやったら、如何な驚いた貌をするのだろう。
もっと俺に翻弄されると良い。
もっと堕ちると良い。
幾らでも呉れてやるから、
甘い毒にもっと浸ると良い。
俺はお前にだけは、何処迄も貪欲だ。
空き時間が出来ても、出歩く気分にはなれない。
お前の知らぬ処で徘徊するなど、何より俺自身が嫌だからだ。
お前だけに翻弄され、堕ち、
骨の髄迄浸っている。
──…もっと寄越せ。
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