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┗2753.夢追い人(161-165/200)

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161 :ザエルアポロ・グランツ
2011/08/03(水)02:56:10

彼の言う基本は、恐らく僕の方が兼ね備えて居る筈だ。
…なんて事を堂々と彼に伝えたら一体どうなるだろう。

確かにその基本も感じるが、何より愛らしいのだからどうしようもない。



自分の胸に手を当てて、よく思い出してご覧。
あの食物を前にした時の君、僕が混ざりたいと足踏みして居た時の君。僕に話し掛けてくれた、あの時の君。

――ほら、何もかもが愛らしいだろう。


…なんて。
唯の破面である僕を、否。崇高なる君からして見れば唯の虚、か。
兎も角僕を此処まで付け上がらせるなんて、……やっぱり君は愛らしい人だよ。(笑)


> だが、その基本も確りと感じる。
> その二面性が何よりも好きなんだ。

(20110804/02:27)

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162 :ザエルアポロ・グランツ
2011/08/08(月)02:00:01

そっと抱き締めて、何もかもを包み込めたなら。…と。時折、そう思う。

彼はとても凛々しく頼もしいが、そう言った人物にこそ柔らかな抱擁が必要なのだと、僕は思うよ。


君が手を伸ばしたら直ぐに、その指先は僕を捉えるだろう。
そんな距離に僕は居る。

でもね、残念な事に。
君が僕を捉えるより先に、僕がその手を取るよ。

だから安心して、何時でも手を伸ばしてくれ。

> (20110811/03:23)

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163 :ザエルアポロ・グランツ
2011/08/08(月)02:00:16

一瞬、揺らいだ。

他者を好きになりかけたと言う意味では無いが、記憶上に存在する心と言う物が締め付けられた様な気がする。


この世の出逢いと別れを一つ一つ数えて見たなら、その数は今存在する言葉で言い表せるんだろうか。



なんて、僕らしく無い。
何故そんな事を思考する。
0819 0156

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164 :ザエルアポロ・グランツ
2011/08/27(土)02:22:02

相変わらず愛おしい。

あの一筋垂れた前髪を弄った後、髪全体を撫で梳きながら、努力家だねと。優しく、何度も褒めて遣りたい……差し上げたい位に愛らしい。(笑)

君のその愛らしさは何処から出て来るんだい。

(20110830/03:00)

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165 :ザエルアポロ・グランツ
2011/08/27(土)02:22:16

ふ、と。彼の名を初めて口にした時の事を思い出した。

あの時は本当に口にして良いものなのかと畏れと戸惑いに満ち溢れて居たよ。
"対等"だったか。その言葉も彼の気紛れな、言葉遊びの一種だと思って居た。

それが今では何の迷いも無く、ね。



…嗚呼。どうせだから、これも綴って置こう。

初めて言葉を交わしたあの日の別れ際の科白、脳髄に甘く響き渡って最高だったよ。

――…____。
この言葉とはご無沙汰してたね。

(20110912/01:05)

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