セブンネットショッピング

綴一覧
2757.青く煌めく空、月は白く澄む。
 ┗20

20 :志波海燕
2010/09/03(金)15:17:06

>※注意!パロディ要素強

新学期が始まったはいいが、相も変わらず続く猛暑に嫌気が挿す。
シャツの袖を捲り、ネクタイを緩める。
"だらしない"なんて年輩の先生に指摘されるが適当に笑って交わす。
そういや、朽木は俺のネクタイを緩める姿にキュンとするとか何とか言ってたっけ……なんて脳裏にあいつを浮かべれば自然と口許が緩む。

よし、折角の昼休みなんだ…少し散歩するか。
なんて思い立って向かう先は勿論あいつのいる教室。
特に用事はないが、比較的若い所為か俺が歩いていると数名の生徒が寄ってきては雑談に花を咲かせる。だから、俺が何処を彷徨いてようが不自然ではないんだ。…自惚れになるが、意外と人気があったりするんだよなー。

あいつのいる教室の前をゆっくりと歩く。
白黒の景色の中で唯一彩られて映る窓際のあいつ。誰よりも先に俺の瞳に留まる。
風に髪が靡き涼しげな表情で読書をしている其の姿は思わず息を呑んじまうほど絵になっている。
俺は廊下から映るこの光景が堪らなく好きなんだ。


ドキン、と胸が高鳴る。

>俺の中で"愛しい"が溢れてくる。

不意に此方を向くあいつ。重なる視線に其の嬉しさから悪戯心が芽生えた俺は満面の笑顔を浮かべて手を振ってみた。 
瞳を見開き期待通り驚いてくれたあいつは顔を紅潮させ慌てて顔を背けた。

溜まらず声に出して笑ってしまった。
だってよ、可愛すぎるだろ?
>更に溢れていく"愛しい"キモチ。
どうしようもなくあいつに触れたくなった。
自業自得だ。

今日は全力で仕事を済ませよう!
そう心に決めて、携帯を片手にあいつにメールを送る。


手を振った件に関して咎められるだろうが、あいつを膝の上に乗せて抱き締めた侭何度も口付けながら何度だって謝ろう。

正直悪いなんざ思ってないがあいつの拗ねた表情も可愛いから、たまにこうやって悪戯をするんだよな。

>…っていうのは秘密な。

[返信][削除][編集]



[戻る][設定][支配人の部屋]
WHOCARES.JP